|
カテゴリ:音楽
一瞬にしてタイムスリップし、過去の情景が浮かんでくる曲があります。
先日、久しぶりに松任谷由美さんの『雨のステーション』を耳にしました。 この歌は、フラッシュバックのように鮮やかに、20才のころの私を思い出させます。 そうです。私にも、20才の初々しい頃があったのです。 そして今も、頭の中でリフレインして流れています。 (実は内緒だけど、松任谷由美さんは荒井由美さんの頃から知っています。 初期の作品では『ひこうき雲』が一番好き。) この曲の、ハイ・ファイ・セット・バージョンはよく聴きましたねえ。 歌詞の内容は、確か、恋人にふられた話でした。 その頃、私もふられました・・・。 ♪雨のステーション、会える気がして、いくつ人影、見送っただろう♪ JRのターミナル駅から、各駅に乗り換え3つ目の某私鉄駅(こんなこと詳しく書いてどうするんだろうね)のできごと。 私はこれと同じ状況にあって、歌詞の女性と同じことをしていました。 もう、ふられちゃったのに、 新しい彼女がいるのに、 彼にひと目でも会えるかしら?と思って、駅の改札口にさりげなく(これがむずかしい)立って待っていました。 彼はいつも夜10時ごろ、仕事が終わってこの駅から、出てくるのです。 ひと目につかないように、誰かを待っていると思われないように、 (そう1時間も待っていたら、変に思われるよね) 何度も、駅の前の商店街を行ったりきたりしながら、 でも、改札口から目を離さないように、あの人の帰りを待っていました。 (まるで、忠犬ハチ公みたい) 別に、「待ち伏せ」して彼に会って、よりをもどそう、とかそういう話ではないのです。 ただ、ひと目見たいだけ。 今で言ったら、「ストーカー」的行為っていわれるのかな。 でも、別に、後を追って何かしようというわけではありません。 雨がさがちょうど良いぐあいに顔や表情をカムフラージュしてくれたのです。 霧のような雨が、かさを持つ手を濡らし、ブラウスとスカートを濡らし、ほほを濡らし、 私のこころを濡らしました。 高校時代など、こういう風に、彼(彼女)が学校から帰るのを、校舎のかげから、じっと見詰めた経験ありません・・・か? きっと、一度ぐらいあるのではないですか・・・?(ひょっとして私だけ?) 姿をひと目みたい、告白したいけれどできないもどかしさ・・・。 せつなくて苦しいのよね。 もう、こんなのばかりなのよ、私って。 皆さんも「昔のあの頃に戻してくれる」曲ってありますか? ふいに嬉しかったこと・悲しかったことを思い出してしまうとか。 あったらどうぞ、ぜひ教えてくださいね。 音楽って不思議。 自分が、現在、過去、未来に生きてるって実感させてくれます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[音楽] カテゴリの最新記事
|