|
テーマ:暮らしを楽しむ(388224)
カテゴリ:カテゴリ未分類
☆『チャングムの誓い』にはまる。
ガーデニングの会の人たちが10月ごろ、 「この番組は面白いわよ」といっていたのを聞き、 「いつか見なくちゃ、ちゃんと見たい」と思っていました。 今、NHKBS衛星テレビでアンコール放送をしています。 今日の放送で最終回を迎えます。私は、こんな大団円を迎えるころになって、この韓国ドラマにハマッてしまいました。 チャングムの誓いってどんなものだったのでしょうか (知っている方いらっしゃいます?) ☆チャングムの茶色い瞳 主演女優のイ・ヨンエさんは若く、美しく、茶色い瞳をしています。 今まで、茶色のおめめをしている人には、何人か会いましたが、 みんな好奇心旺盛で、透徹した目を持ち、チャーミングな性格でした。 そう、お茶目なの。 役柄の彼女ももう「好奇心のかたまり」と言っていいほど、疑問を持ったことについては、 徹底的に学び、納得するまで調べ、実験し、実証します。 もう、「学びすと」の鏡のような女性です。 ☆チャングムはキャリア・ウーマン この番組は宮廷女官(奴婢といういやしい身分)だったチャングムが、 努力と周りの人の助力により、 主治医(王様の御殿医という高い位)に上りつめるという、 いわゆる「キャリア・ウーマン」の走りのような物語です。 男性をさしおいて、女性が主治医をつとめるなどということは、 前代未聞のこと、男性医師にとっては屈辱的なことだったのです。 (男尊女卑の思想の強い時代だったようです) 医女は身分が低く、薬を煎じたり、看護をしたり、あんまをしたりします。能力はあっても、潰されることが多かったようです。 女であるために、酒席に呼ばれたり、なにか栄誉が与えられるときは、 寝所をともにさせられるなどということもあったのだそうです。 チャングムは他の女官たちの嫉妬、男性官僚のねたみ、権力の陰謀の渦に巻き込まれながら、 けなげに誠実に生きていきます。 この姿にとても共感を覚えます。 しかし、1522年の歴史書に、そのような医女が実在したことが記述されています。 ☆女の幸せ で、昨日も彼女の養母がいっていました。 「女の幸せっていうものは、好きな人と一緒になり、子供を産み育て、あたたかい家庭をつくること」 それは、そのとおりですよね。 しかし、チャングムは「歩む道(つまり医術を行うこと)を極めたい」 そうすると、女の幸せとはほど遠くなるのかもしれません。 ☆昨日の「ふたつの愛」より 彼女の思い人ミン・ジョンホの愛し方 彼は、科挙でトップクラスをとった秀才です。 彼女をずっと助け、とても慕っています。 一番彼女を理解し、彼女を愛している青年です。 しかし、彼は彼女の器を尊び、歴史を変える人だと信じ、王様に 「私の仕事は人材の登用をおすすめすること。 人材とは男ではなく人(つまり女でも能力があればOK)です」と主治医として彼女を用いることを進言します。 愛する人の能力を生かすのが愛することだと考えたのです。 彼女を独占することはせず、手放すことが彼女のためと考えたのです。 王様の愛し方 王様は、チャングムが自分を命をかけて助けようとする姿に、 最初は医療従事者として深く信頼を寄せていたのですが、 とうとう女としても、心から愛するようになってしまいます。 しかし、チャングムの心がミン・ジョンホにあることを知り、 王様であるならば、臣下の思い人など、横取りしても当然なことなのに、 (側室にすることも可) 「気持ちがこちらにないのなら、側女としても意味がない」と 主治医として、そばにいることを命じるのです。 思う存分医療へ精進させるのが、彼女を愛することだと考えたのです。 どちらの男性の愛し方もすばらしい! 自分の思い通りにしようとするのではなく、相手の幸せを一番に考えています。 ☆どちらが幸せなのだろう。 今日の最終回はどのように終わるのだろう。 結婚と仕事は両立できないかしら? できれば、ミン・ギョンホと一緒になって、女である幸せを得つつ、 医術の道も究めるという、人間としての幸せを得て欲しい、 とつくづく思うのです。 ☆セラピスト・カウンセラー必見の番組 また、この番組では料理や健康に関する情報が満載であり、 こちらも目が離せません。 昨日の王様に対するチャングムのことば 「医者は病人を見捨ててはいけない」 「信頼する人に心のうちをさらけだすこと」 「周りに楽しいお話をする人を置きなさい」 「香りリンゴを枕元に置くと安眠できます」 「夜の緑茶はお止めくださいませ」 肉体面だけではなく、精神面まで言及しています。 (もちろんアロマセラピーにもね!) 今のホリスティック医療の元祖ともいえます。 ☆宮廷料理を食べてみたい この番組を見て、韓国へ行って宮廷料理を食べてみたいと思いました。 今、とても人気なのだそうです。 私もチャングムほどはないのですが、お茶目です。(実際に私も茶色い目ですよ!!) 「医食同源」はすべての国にあります。 中国の漢方、日本の和法、西洋のハーブ療法、そして、韓国の「韓」療法(っていうのかしら) 身近な国にも、学ぶべき医療があるのですね。 この番組は、もう一度最初から見なくてはと思いました。 今日の最終回を今から、ドキドキしながら心待ちしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|