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☆一度でいいから「真実の愛とは」なぞというタイトルで書いてみたかったの。
これは映画『ウェディング・クラッシャーズ』の中で登場した女性が言っていた言葉です。 この映画は、去年行ったハワイから帰途に飛行機の中で観た作品です。 映画自体は結婚式をcrash(つぶす)というタイトルの通り、 招待券なしでウェディング・パーティに押しかけ、 出席していた女の子を片っ端から口説いて、 悪いことをする男の子2人の物語でした。 でも、この言葉だけは私の心に残りました。 結婚式のスピーチなのです。 「真実の愛とは魂を互いに見出すことです」 一瞬会場はシーン。 でも、その後、怒涛のような感動の拍手が起こるのです。 (長く、スピーチを言うより、 意外にこういう風に短いほうが受けることもあるのですね) ☆魂を他者に見出すこと。 この場合の「魂」とは、永遠に変わらないもの、光り輝くもの、 だと思います。 この「魂」を「神」に置き換えてもいいかもしれません。 「神を他者に見出すこと」 (私は固定の宗教に属してはいませんが、この言葉が一番ぴったりきます) また、「美」それに「光り」「明るさ」「良心」「誠実さ」「霊性」などなど・・・ それぞれの人が「善」きものと考えられる言葉が そこに入ってもいいかもしれません。 私は出合う人みんなに(占っていてもそうなのですが)、 明るくキラキラとしたものを見つけるのが大好きです。 みんなそれぞれ輝いています。 そこを見つけるのが私の役目かもしれません。 また、それは「魂」を「自分」に見出すことになるでしょう。 ☆結婚の目的 何で人間は結婚するのでしょう? 何で男がいて女がいるのでしょう? 子孫繁栄のためだけなら、単性でアメーバ的に増えていくことも可能でしょうし、 これから遺伝子技術の進歩でクローン人間がどんどんできることは夢物語とは考えられなくなりました。 ☆『カバラと薔薇十字団』 にある答え これに対する答えはこの本の中にありました。 『カバラと薔薇十字団』 ~象徴哲学大系3~ マンリー・P・ホール著 人文書院 1991 カバラとは、ユダヤの密教で魔術の原点である哲学のことですが、 生物と物質はひとつ、人という小宇宙は神という大宇宙の小型の模型なのだ ということを教えるものだと、私は考えています。 カバラでは「釣り合いの認識こそオカルト科学の鍵である」と言います。 「人間がもともとアンドロギュノス(両性具有) であったことは誰でも一様に認めているし、 人間がこの両性具有的状態を最終的に再獲得しよう と勤めていることも当然考えられる」 このことはプラトンの『饗宴』で有名ですよね。 人間はもともと二人が一人の両性具有であって、 それがゼウスによって分割されたため、 互いにその片割れを追い求め、恋い慕うようになって、 恋愛が発生したとされたとされるお話です。 ●「この2つが愛と呼ぶ感情によって再統合するまでは 不完全な生き物のままである」 魂の片割れを追い求めることが、結婚の目的のひとつかもしれません。 「もう一つの考えは、両性の分離はアンドロギュノスが一方の性を抑圧した結果生じたもの」「最終的に人間は性的均衡を再び獲得する」 こうなると男女平等であり、男が上、女が下ということではなく、 人間的に完成させるために、お互いを必要とするのだということになります。 「結婚とは、反対の極性をもって現れた二人の完全な個人が一組になった友人関係」 ●「そうすることによって、相手の中に隠れた性質を目覚めさせ、個人的完成の達成を助けるという目的がある」 ☆互いに神であると尊重することかしら 結婚してつきあいも長くなると、 相手の中に、嫌な点や、気に入らないところばかり見えてくるかもしれません。 「もう少しちゃんと考えてよ」「こうしてくれたら」 と注文ばかりつけたり、 関心をもたなくなったりしてしまいます。 でも、毎日相手に「神」を発見することが、 結婚を長く続けることなのかもしれないと思います。(偉そうですが・・・) ほんと、こんなに広い世の中で、縁があって、 たった一人の人と結婚したのですものね。 ☆あらゆる人間関係の基本かも 出合う人すべてに、「魂」を見出すこと。 その人の善き光を浴びて、自分自身を照らすこと。 ほんと、こんなに広い世の中で、縁があって、 友達になる人は多いようで、案外少ないかも。 よく考えると、 自分のことってよくわからないと思いませんか? 相手によって、相手の存在によって、相手の言葉によって 自分を発見すること、自分を見出すこと、 自分の「魂」を見つけることができるように思います。 どうして、こんなに複雑な人間関係、悩み多き地球に生まれてきたのか、 わからないときがありますが、 きっと、出合う人によって学び、学ばされることが この人間世界なのだと思う今日この頃です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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