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テーマ:■今日のシアワセ■(578)
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☆今更ながら『千の風になって』
この曲を聴いた時、 その、1小節、聴いただけなのに、 からだ中がガタガタ震えるような、心からの感動を覚えました。 この歌は、死んだ人からの生きている人へのメッセージ。 そして歌詞の「お墓の前で泣かないでください」という言葉。 「お墓」という詞を使った歌は、今までなかったのではないでしょうか? ☆死は終わりではない きっとこの世に生きている人はすべて、 「喪失感」を経験したことがない、という人はいないと思います。 家族のどなたかを亡くされていたり、家族以外の人のこともあるでしょう。 今から数年前、飼い猫の「タウ」が亡くなったとき、 1年間は何を見ても「涙」が出てきたのを思い出します。 ねこの「ね」の字も言えなかった・・・。 その言葉を言うだけで涙がばーってあふれてきて・・・。 「死は終わりではない」と頭では理解していました。 でも、そのことを心の底から実感することはむずかしい。 でもこの曲『千の風になって』は、聴くだけで、 そのことが、自然に魂の奥底まですーっと入っていくのです。 風となって、星となって光となって雪となって、鳥となって・・・ 私をそっと見守ってくれる。 日本人には、亡くなった方は 無くなったわけではなく、 自然の中に、空の遠く、海の遠くへ行っているという考えがあります。 「祖霊」として、私たちを見守ってくれるという信仰があるのです。 この曲は、 日本人のこころにそっと寄り添い、力づけてくれる音楽なのです。 ☆死者だけでなく、生者をも癒す 死を悲しんで、泣いてもいいのですね。 死者を忘れなくてもいいのですね。 この歌を聴いているだけで、救われます。 そして、生きている私も 知らず知らず一緒に歌っているのです。 浄化の涙を流した後、静かに静かに 生きる力を呼びさましてくれるのです。 この歌は私のお葬式のときにも流してほしいと思います。 きっと長く歌い継がれる音楽だと思います。 音楽の真髄を見たような思いがしました。 本当に音楽は素晴らしい。 生きてきて良かった、このような曲に出会えて・・・良かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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