作家・内藤みかのメインブログ ～電子書籍などの新しいコト〜

受験を終えたばかりのかたに、進学先を聞きたくなるかもしれませんが、単刀直入に尋ねるのはちょっとマナー違反ですよね。親しき仲にも礼儀ありというやつです。ましてや第一志望に行けなかったと知っている場合はなおさら配慮が必要です。

先日仲良しのお母さんが質問してきた時はすごく賢いなと思いました。

「息子さんの進学先を聞いてもいい？」

とワンクッション置いてきたのです。
いいもなにも黙っててもいづれ知られることですしご近所のかたに隠す気はゼンゼンなかったけど、いい尋ね方だなーと思いました。こちらに断る余裕を与えてくれているんです。

私の周囲にはほとんどいませんでしたが、なかには息子の進学先をズバリ斬り込んで聞いてくるひともいます。
しかも聞いてくる人に限って（この人に話すと周囲に吹聴されちゃうんだろうな～）と警戒したくなるいわゆるスピーカーさん。ある人など一度はメールで尋ねてきて、私がそのメールの返事をしないでいると、今度は直接会った時に他のみんなの前で聞いてきました。私が校名をその人に言うわけもなく、その場に沈黙が走ったのは言うまでもありません。

ひとりの人が「直接校名を知らなくても、会話からなんとなく推測すればそれで充分なんじゃないのか」とたしなめてくれてその場はおさまったのですが、ちょっとビックリしたできごとでした。

逆に言えばほかのかたがたはとても思いやり深く私の事情を考えてくれて、
ましてや私ではなく息子のことですから、息子のプライバシーを尊重してくれたのです。
これはとても感謝したいことだなあと思います。

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新入社員のかたはもちろんのこと、マナーをアップさせたいかたにもおすすめです。
人のことを芸能リポーターのように質問しまくるのも愛され社員としては失格です。


人には話したいことと、話したくないことの２種類があると思うのです。
そして秘密にしていることや悩みを話すのは、自分が信頼している人だけです。

私は何度も美男子から泣いて身の上話を打ち明けられたり、「そんなこと私に言っちゃっていいのか！」と思うような秘密を明かされたりします。それは私が話しやすい人間だし秘密を守ってくれるだろうからだとのことです（確かにイケメンのシークレットはお守りしますぞ！）


新入生のかたに私からなにかひとつメッセージをお贈りするとしたら、



秘密を聞き出す人にはなるな。
秘密を打ち明けられる人になれ。



ということです。
本当の信頼関係が築かれれば、向こうから悩みを明かしてきてくれるものですよ(≧∇≦)。
ムリして関係を深めようとせず、自然と関係が深くなるのを待ちましょう♪




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