カテゴリ:お仕事
もう何社も同様のことが起きていますが、現在、電子出版に支払い遅延問題が生じています。
内容はほとんどの版元さんが同様で、こういう感じ。 ・半年に1度ずつという印税支払いのお約束でしたが、数十の電子書店に配信しているため、その売り上げの計算日、計算方法、売り上げの支払日などが各社違うため、数える作業が非常に困難になっています。そのため、お約束の日に支払いをすることができなくなりました。 1社ならまだしも、何社もの版元さんが同様にお困りです。 これは早急になんとかしなくてはならない事態ではないでしょうか? 今や電子書店の数は500を超え、さらに増加の気配を見せています。 そして電子書籍の売り上げも伸び続け,現在年間182億円。 これは全書籍の売り上げの2%を超えた額となっているのです。 それなのにカウント方法が各社バラバラであれば、版元さんが大変になり、大変になるということで作業が遅れ、そしてそれは結局は作家の現金収入に遅れが出るということになるのです。 今後電子書店が増えるということは、さらに作業が増え、さらに支払いが遅れる可能性があるのですが、 これは困ります。 母子家庭的に、支払日がどんどん後回しになってしまうのは、大変に困ります!!! 版元さんが財政的にお困りならもちろん待ちますが、そうではないだけにちょっと歯がゆいのです。 そろそろ協会のようなものを作るべき時に来ているのではないでしょうか。 一般書店さんのように、電子書店さん同士が集まり、版元さんへの支払い方法、支払い日、売り上げのカウント方法について、なんらかの統一的見解を作るべきではないでしょうか。 版元さんの経理作業が増大する一方では版元さんもお気の毒です。 電子書店に配信する電子書店取り次ぎさんという業者もいくつか出てきてはいますが、書店と直接契約を結ぶ出版社もたくさんあります。ということは煩雑な作業をすべて出版社のみが背負ってしまっているわけで。これは、はたから見ていても大変そうです。 せっかく伸び始めている電子書店業界なのですから、何らかの方法が必要ではないでしょうか。 電子書店さんのなかには、出版というものに関わることがまったく初めてというところも少なくありません。一般書店さんの売り上げカウント方法、売り上げの支払い方法などを参考にしてみるなど、なんらかのやりようはあるのではないでしょうか。 いったん、集まりを持ってみる必要がそろそろ出ている気がします。 電子書店さん、電子書店取次さん、版元さんで、企画してくださるところがあるなら、内藤は喜んで作家として参加しますよ。 スムースな作家への支払いラインを早急に作り上げてくださいまし。 版元さん大変、作家の生活おびやかされる、という現状はあまりいいことではありません。 私はおかげさまで無視できない売上高になっているだけに、なおさらです。 どうぞみなさま、何らかの対策をお願いいたします。 内藤みかのケータイ小説HPはこちら! http://micamica.net お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月29日 11時36分51秒
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