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ちょっと、お疲れ気味の友人を癒すべく、
私たちは上野動物園にいました。 地震と初上陸の台風狭間の日曜日。 なかなかの動物園日和です。 まずはVip待遇で、暑さから完全隔離されている、ジャイアントパンダを見て。 なんと、風太くんのおかげで一躍全国区になった、レッサーパンダが、堂々、パンダ舎で、涼んでいるのを見て、かなり驚き。 しかも、絶対に立つ必要を感じないだろう、高いところから、上から目線で私たちを寝たまま見下ろしてました。 悠々とあるく、アジア象。 ガラス越しに見られるポイントで、なんと、小さい象がまさにこちらにお尻を向け、穴を全開にして、巨大なうんちを、しかも、今まで飲んでいた水の中にぼろぼろとそして、同時に土砂降りのようなおしっこを、そそうしている現場に遭遇。 思わず、”あ~、あんなところにしちゃうんだ。” という、ため息交じりの声が観客から上がります。 そこへ、一番大きなボスをおぼしき象が、水を飲みにやってきました。 ”やばい!ばれる!” と、言わんばかりに、後ろ足を開き加減で踏ん張ったまま、完全にフリーズした小さい象。 ボスは、ゆっくり、水に近づき、鼻を水に寄せ飲もうとして・・・・そして、さすがに、すぐにその匂いに気づいてしまった!だって、あれ、鼻だもんね。 ますます身を硬くしてフリーズを続けるちび象、ピンチ! ぼすはまたまた水の匂いを確認して、ゆっくりと、しかも威風堂々と、ちびの顔のほうに身をひるがえし、 耳元で、説教を始めました。 これは、本当の話です。 ますます、身を硬くして、一回り小さくなったかのようなちび象。 あるんだな~動物社会にも、中間管理職や、説教の習慣。 そんな楽しい動物ウォッチングをしながら、鳥の檻が並んでいるエリアへやってきました。 鷲のセクションです。 小さめの白い鷲がたくさんいる檻の前で眺めていると、またまた、うんちだ!鳥のウンチは水っぽいぞ! 唐突に後ろから、 ”鳥はうんちとおしっこを同時にするよ。” と、話しかけられました。 みると、小柄なおじさんが立っていました。 ”飛ぶためには、体に水分をためておけないから。” へーっ、それは知らなかった。勉強になったね。 しばらく、鷲についてのミニ知識を聞いてから、私たちはそこを後にしました。 ”あの人、鷲が好きなんだね。” ”よく見たら、あの白い鷲にそっくりだったよね。” 本当に小さい鷲にそっくりな鷲おじさん。 一日、あの鷲の前で、じっと観察していそうだな。 ところが、私たちが、次にオウムを眺めていると、今度は後ろから、 ”おーたーけーさん。って、言うんだよ。” 鷲おじさんが又立っているではありませんか! ”このオウムの名前、おたけさんなんですか?” ”いや、知らないけど、大体昔からオウムはオタケさんって言うのよ。” ふーん、知らないんだ。 知らなくて言ってるんだ。 しかも、鷲じゃなくていいんだ。 私たちは仕方なく、鷲おじさん改め、鳥おじさんと、名前を変えました。 しかし、もう、ご想像のとおり、おじさんは、 ゴリラ舎では、ゴリラおじさんとして、 ライオンの前では、ライオンおじさんとして、 こうもりの前では、こうもりおじさんとして、 私たちを盛り上げ続けてくれたのでした。 どうしても、かばが見たかったという友人と、はるばる、かば舎まで、たどりついたとたん、ガードマンが立ちふさがり、 ”閉園です!お出口しまりま~す!あちらでーす!” と、言われ、 ”どうしても、かばだけ!” と、おいすがったら、 ”かばは家に戻りました!” と、あっさり切られた心残りはあるものの、 十分満喫、癒された、鷲おじさんつき、動物園ツアーでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 27, 2005 10:06:34 AM
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