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2015/03/25
カテゴリ：雑感
月火と寒い日が続いていたけど、今日あたりから春のようです。
シリーズものの２冊の本を読み終え読書メーターに投稿しました。転載します。 か陽のあたる場所で [ 乃南アサ ]  最近、完結編（第三弾）の「いちばん長い夜に 」が平積みにされているのを書店で見かけて、積読からセレクトして読んでみた。で、・・やられた（汗）、これじんわり面白い！前アリの女性二人の成長と友情の物語り。決して明るい設定ではないけど、そこは流石乃南さんの人物造形と心情描写の巧みさによって生き生きと描かれる。加えて、東京の下町という環境や、二人に関わり合う様々な人物像が分かり易すく、ストーリーへの吸引力となっている。つまり、続きが気になって仕方ないので、第二弾を手元に置きこの感想を書いている（笑） すれ違う背中を [ 乃南アサ ]  単調でも同じ日は二度とない。路上ですれ違う人々の背中は毎日違う。辛い事や嬉しい事も時が経てば違って思えることがある。それは自分自身が変化している為だ。前科ありの主人公の綾香と芭子が出所後においても目立たないように生活するのは、自分自身が犯した罪が作り出した負の自意識の為だろう。そんな硬い自意識をも溶かすのは時間と言う名の毎日の生活だ。岩に滴る水滴のように、生活の中の小さな違いや出来事が積み重なって人は必ず変化していく。自己改善の手段なんてのは、実は毎日の単調な生活の積み重ねにこそ存在するのかもしれない。  ドラマやってたんだ。見てみたいな。
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Last updated
2015/03/25 07:35:15 AM
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