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カテゴリ:雑感
売り上げが減っているのは図書館の貸し出しの増加が一因であるとして、出版社が図書館に対して新刊の貸し出しを1年間行わないように要請したとのニュースを聞き、最近読んだ有川浩著の「図書館戦争」を思い出した。
ある種の公である図書館(民間委託や私立も多いが)に対して、民間企業から貸し出し規制を要請するというのに違和感がある。図書館の公共性に反する要請だと思った。 図書館は蔵書の目的や貸し出しを意識して新刊を選択し、複数購入する場合もあると思うけど、出版社は売上げ減少と図書館の新刊貸し出しとの関係を買被りしていると思う。図書館で借りるのか、書店で買うのかは個人の習慣や経済力による部分が大きいはず。一部の人気作家の新刊は「購入する」に流れたとしても、そうでないのはいつか読もうということになり、個人的な習慣や経済力の変化には及ばないから、劇的な売り上げの向上は望めないと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/11/12 07:40:03 AM
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