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カテゴリ:雑感
おはようございます。
人はいつ死ぬかわからない。歳をとるにつれ確率は上昇するだろうが、自分のその確率は自分が死ぬまで確定しない。 一冊の本を読み終え読書メーターに投稿しました。転載します。 七十歳死亡法案、可決 [ 垣谷美雨 ] 日本における高齢化、人口減少、年金福祉、格差社会といったシビアな問題に対し、「七十歳死亡法案」という過激な法案が可決したという前提で、作者の一人ディベートのように議論が繰り広げられる。法律の施行前に国民が右往左往する様を、要介護老人が同居する凡例的なある家族(宝田家)を通じてストーリーが進むが、介護を一手に引き受ける専業主婦の東洋子がブチ切れて家出をするところから大きく展開し、小説としての面白味が味わえる。親を持つ誰にとっても非常に現実的な問題であるも、本作により改めて考える機会を得たことに感謝したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/08/25 07:21:26 AM
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