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カテゴリ:雑感
おはようございます。
これから観桜会に行ってきます。 行く場所は開花はしているようなので、 今日の快晴の天気でどれくらい咲くのか楽しみです。 一冊の本を読み終え読書メーターに投稿しました。転載します。 ねじの回転(下) February moment [ 恩田陸 ] ミステリだと伏線の回収となるが、この作品では錯綜した時間の集約である。史実との不一致により時間が停止すると、エージェント以外の人や背景が立体的にフリーズしてしまうシーンがあるのだが、完全静止している人は、見た目がどんなにリアルでも死んでいるように見えるとの描写があった。精工で変化しない蝋人形を思い浮かべ、酷く恐ろしくなった。改めて思うのは、人は進む時間の中でだけ生きているとを感じられるということ。そして、一度きりの、有限の時間の人生がどれだけ幸せか気付いた。この作品は哲学への深みを持つSFだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/04/20 07:03:49 AM
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