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2022/09/15
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カテゴリ:雑感
石橋を叩いて渡るということわざがある。
実際叩いたことは無いけど、「橋を渡る」というのは、後戻りできない人生の選択のメタファのように思える。


一冊の本を読み終え読書メーターに投稿しました。転載します。

橋を渡る [ 吉田 修一 ]

歪んだ社会や仮面の裏の心情をリアルに切り出している。抱えていることの種類や多さによって刺さり方が違ってくる作品だと思う。3章迄は独立した短編集かと思い読み進めていたが最終章で凄いことになった。あれっ、何だか設定が変だぞ、これは夢の中なのか?この展開を真に受けて良いのか?まさか前段の短編をこんな方法で回収するなんて!果たして、響と凛はどこへ行ったのか?このラストの解釈が読者に委ねられたが、自分は「二人は消えた」と思う。この作品で新たな吉田修一に出逢えた。吉田修一が描くドSFが読みたくなる。とても面白かった!





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Last updated  2022/09/15 07:17:37 AM
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