みどり丸のサバ鳥通信

吾輩は猫である。名前は、まだ無い。

って、ゆうか、みんな適当に呼んどる。

大波止が縄張りである。


「生きとんかい！死んどんかと思た・・・。」

また、やかましいヤツが来よった。

ほっといてくれ、吾輩はこの格好で寝るのが好きなんじゃ

この賑やかなヤツは、

「野良なら野良らしく、プライドを持って生きて行け」

ってな、屁理屈を言うてから、アジの一匹もくれよらん。

なんしか、ブログたら言うモンを立ち上げて、

調子に乗っとんちゃうか～


その点、サビキ釣りしとるファミリーはありがたいなぁ～

正真正銘の猫撫で声で、

「ミャァ～」

って、鳴きながらスリスリしたら、一発やもんなぁ・・・


オッ、調子モンが釣り始めたで。

チョコチョコ来とる割には、イッコも上達せえへん・・・

学習能力が欠如しとんやろな。


ホラ、見てみい、波止の上にへたり込みよったで。

ライントラブルみたいやな。

オ～ォ、ポケットから老眼鏡出しとるがな・・・

さっきから見とるけど、釣っとる時間よりコッチの方が長いんとちゃうか～


今度はナニや

えらいニコニコして、リール巻いとるがな、竿も曲がっとるし、

な～んや、フグかいな～　　吾輩もいらんで。

ア～ァ、頭から湯気が立っとるがな～

そんな事では釣れるモンも釣れんわ～

もっと、大人にならんとアカンで。


まぁ、そやけど、コイツにも一つだけエエとこがあってな。

釣り場のゴミを拾って帰るんじゃ。

これはな、釣り鈎やら糸から、吾輩やその他の仲間がケガするのんを、

チョッとだけ減らしてくれとる。

まぁ、評価出来るんはそれだけやな。


なんや、もう帰るんかいな～

ナンやて

「今日は、コレぐらいにしといたる」

ってか～

ナンも釣ってへんやん

負け惜しみも大概にせえよ～



ア～　エエ天気やなぁ～





ほな、また





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