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イギリスの小説家「サキ」、 ちょっと怖い、ちょっと不思議、でも最後の一行で大どんでん返し。 皮肉の効いたユーモアの、いかにもイギリスという感じの短編小説ですが、 手近に入手できるのは今のところこの新潮文庫と、あと岩波文庫くらい。 以前はちくま文庫から旧サンリオ文庫からの復刊で「ザ・ベスト・オブ・サキ」2巻が 出ていたのですが、現在は絶版です。
先日、「サキ」で楽天ブックスを検索していたときに、「こんな本も買っています」の 欄で見つけたのが、 エドワード・ゴーリー作 何だか気になって購入しました。 著者は有名なアメリカの作家とのことですが、寡聞にして存じ上げませんでした。 内容はマザー・グースの数え歌のように、アルファベット順に子供たちが 「Aは○○。階段落ちた」というふうに 何の理由も説明もなく次々悲惨な目にあっていくという話。 緻密なペン画で19世紀イギリス風に描かれた悲惨な世界。 でも独特のリズムの文とも相俟って、何だか可笑しい なんとも不思議な絵本でした。
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