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カテゴリ:本
我が家の下の大学生は、「ヘタリア」ファン(おた)です。
動画サイトとか、ラジオとか、チェックしている横で、な んとなく、私も、内容はわかってて、 内田樹(うちだたつる)さんの、「街場の中国論」をむ ことをすすめてるのですが。 たとえば、(以下引用、適宜改行あり) 第3講 「アメリカングローバリズムは日本人には合いません。 「オレが中心で、オレがオリジナルで、オレ的にオレ が好きだから、それでいいんだ!」 という自己正当化では日本人は立ちゆかない。」 第4講 アヘン戦争 「欧米列強は、新しい市場と資源を求めて中国に進出 します。先鞭をつけたのはイギリス。国策企業である 東インド会社はイギリスの工業製品をインドへ、インド のアヘンを中国へ、中国の茶をイギリスへという 「三角貿易」ですね。 ドラッグを売りつけて貿易の決済をしていた。 最初は銀で決済していたのですが、茶の輸入が増えて 銀の流出が問題になったので、アヘンに切り替えた。 お茶も一種の嗜好品で、 「お茶なしではいられないイギリス人が」大量発生 したので、 「ドラッグを以てドラッグ代金を決済」という発想 の転換をしたわけです。 悪魔的狡知識ですね。 「日本はなぜ植民地化を免れることができたのか」のあ たりも、各国列強の当時の事情がみてとれてとても興味 深く読めるでしょう。こわかったり、ほっとしたり。。。 内田先生の講義をテープ起こしして書かれたものなので、 とてもわかりやすいと思います。「ヘタリア」ラジオと 同じみないな。^^ だから、絶対、おもしろい!っつう~~の!!! 漫画や動画やグッズを集めて家でにやにや楽しむのに、 もうちょっと裏付けするような本を読んでみて欲しいと いう親の願いもあったりするのですが、そういう意向と か願いは、だいたいむなしく無視されるものという現実 も思い出しておく必要があります。 落胆を和らげるために。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/06/10 09:32:07 AM
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