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カテゴリ:アメリカ映画
結婚すれば、
何もかもハンブンコ。 夫婦なのだから全てハンブンコ。 だから上手く離婚すれば、 財産はハンブンコしないといけない。 つまり、資産家と結婚して、 相手のシッポ(デメリット)を掴んで、 メデタク離婚すればどうなるか。 ジョージ・クルーニと キャサリン・ゼタ・ジョーンズ 二人の華やかな俳優を配して コーエン兄弟は、愛情とお金を天秤にかける。 離婚専門弁護士マシューの作る婚前契約があれば、 お金のある側の財産は離婚しても守られる。 だがマリリンはどうしても自立したかった。 自立にはお金が必要、だから、 ゴージャスな美貌を武器に資産家で、 バカで、シッポを掴みやすい男を探す。 しばらくは貞淑な妻のフリ、 でもシッポを掴めば、豪邸に居座り、 番犬をレンタルし夫を家から閉め出してしまう。 そんなマリリンの計画を 法廷で見事に暴いたマシューだったが、 思わぬことに、美貌は勿論、性格ごと 彼は彼女に惹かれてしまった。 そうしてメデタク、 マリリンのカモになるマシュー。 二人は結婚して離婚することになるのだが。 愛の証として、 何度も破られる婚前契約。 石油王はマリリンのために、 マシューの婚前契約を破り捨てる。 だがマリリンは離婚し、大金持ち。 そこでマシューとの結婚。 なのに彼女は愛の証として婚前契約を破り捨てる。 だが、それこそ彼女の計画だった。 つまり石油王との結婚は嘘だった。 本当の資産は、マシュー>マリリンなのだ。 ビリー・ボブ・ソーントン ジェフリー・ラッシュまで顔を揃え、 役者の個性が強烈に映画を引っ張っている。 だが視点はまさしくコーエン兄弟、 愛がどれだけ強くても、 お金の問題は避けては通れない。 マリリンは自立のためのお金といい、 マシューにはステイタスになっている。 愛は心を潤しても、 生きていくための糧にはならない。 お金>愛 お金<愛 微妙な天秤の揺れ具合、匙加減。 じゃあ、お金も愛もあれば? 結婚すれば、 何もかもハンブンコ。 資産家の側の財産を守るための婚前契約。 それは愛の証として作成され、 愛の証として破棄される。 愛とお金の愉快な駆け引き。 キスも契約も実は愛の証にはならないようだ。 ただどちらも、結婚すれば夫婦のもの 離婚すれば、ハンブンに分けられる。 結ばれるマシューとマリリン、 どうやら離婚までは、一つなのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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