というわけで、先週水曜日の話題とえらく遅めの話題ですが、読響さんの演奏会に行ってきました。曲目等は以下のとおりです。
読売日本交響楽団 第37回大阪定期演奏会
曲目 R.シュトラウス 交響詩「ドン・ファン」 作品20
ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26
フランク 交響曲 ニ短調
指揮 山田和樹
独奏 シモーネ・ラムスマ(ヴァイオリン)
若手指揮者(もう中堅に入ってきてますが)の中でも人気、実力ともに折り紙つきの指揮者、山田和樹さんの登場、これがやはり楽しみでした。人気者なだけに、なかなか在阪オケの定期演奏会などではお見かけできないだけに、単純にこれはうれしいぞ、でしたが、読響さんの首席客演指揮者としてはこの日がラスト、とのことで、駆け込みで間に合ってよかった、そんなところでしょうか。
そして、1曲目のドン・ファン。そこまで大きな編成ではないですが、それでもシュトラウス作品なので迫力が欲しい曲ですが、もうその期待を大いに上回る圧倒的なサウンドでホールを満たしてくれました。ひとによっては公共放送のオケさんよりも実力は上、とも言われるこのオケ、この大阪定期演奏会はここのところ何回か続けて聴かせてもらえているのですが、この日のドン・ファンはそんな中でも見事な演奏ではなかったか、そんな気持ちで一気に引き込まれてしまいました。
そしてブルッフのコンチェルト。ソリストのシモーネ・ラムスマさんのヴァイオリンは見事な安定感の中で聴きこめる、そんな演奏でこちらもとても気持ちよく、でした。ソリストアンコールのイザイ作曲の「無伴奏ソナタ第2番 第4楽章」も素晴らしかったです。そんな気持ちいい演奏は後半に続いて行ったのですが、その話題は改めまして。