二日目、勝浦漁港を一回りしてから、ホテルをチェックアウト。最初に向かったのは、熊野三山のひとつ
熊野速玉大社。
熊野川のほとり、JR紀勢本線の
新宮駅から徒歩だと15分ぐらい。昨日の
熊野本宮大社と違って、街中にあるし、石段もないので参拝にはとても便利。参拝者用の無料駐車場もあり、ここに駐車すると大社の東門までは100mもない。正面の表門からだとまずは右手に神宝館。
南北朝時代の
後小松天皇(北朝最期の天皇)と
足利義満が奉納した古神宝類があるが、一部は戦後に
進駐軍の検閲の後になくなってしまったらしい。ということだがくすめられたことは否めない。
熊野三山のほかの2箇所と比較して、海にも近いことが裏目にでたのか。
ところで北朝方はこれだけ寄進したのには、熊野三山を味方に付けて南朝方を孤立させるねらいがあったのかどうかはわからないが、元々
熊野新宮は
楠木正成とも所縁のある熊野
楠木氏の拠点であったことは否めない。
ここ熊野速玉大社は第12代天皇の景行天皇の58年(紀元128年)に熊野三所権現降臨の地神倉山から、この地に遷宮したため、別名熊野新宮とも言うらしい。
徒歩で10分ほどのところに、旧宮である神倉山には神倉神社があるが、こちらは断崖絶壁にあるらしい。
御祭神は熊野速玉大神(いざなぎのみこと)と熊野夫須美大神(いざなみのみこと)。
御神体以外には撮影禁止の札もないので、とりあえず大社内の中心となる速玉宮の撮影を試みる。 | |
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