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カテゴリ:PET
まだ年明けてないよぉ~ 今、年越しおでん作っているんだけれども、はんぺんがすごい膨らんでおなべの中がすごい事になっているよ 大掃除も終わりましたので、今日は良い子も楽しめる規制無しの楽しいお話書いちゃいます! でもある意味ホラーです・・・ この話の中で何回かは死んでいてもおかしくないと思います。(ホントよ)
それでは話しを巻き戻し、免許取得の前の車購入のお話から始めましょうか・・・
当時、車の知識も皆無、お金もない、免許もないミミにとってはディーラーさんで車を買うなんていうことは考えられなかったんですね。 (今なら、中古車ディーラーやネットの掲示板などいくらでも安く車を買う方法を知っています・・・ )
おまけにじっくり考える時間もない状態でした。そんな時、通学途中のバスから見えた路上に放置してある光り輝く白い車!!その車には大きくSALEの文字が!! 大きく電話番号も書かれていたので、帰宅後電話をかけてみると、アクセントはあるが優しそうなおじさんの声。値段は3000ドル。小切手、クレジット無しの現金一括払いとの事。 (後で知った事実なのですが、3000ドルというのはアメリカではマジックナンバーなのだそうです。3000ドルなら、何とかかき集めれば現金持っている人がいるということで、中古車個人売買の時の節目のような金額らしい。) とりあえず、見においでとやさしく誘われたミミは、クラスメートのお調子者のケロ君についてきてもらい、車を見に行きました。 車は真っ白く輝いているVWのPassatというモデルの7年落ちでした。 「外装塗り替え済み、タイヤは4つとも新品だよ」という売り子のお兄さんに、 「事故車じゃないですよね??」 と聞くと 「知らない」 との答え。・・・・・・・事故車かどうかはタイトルを見れば分かると別のクラスメートに教えられたので、タイトルを見せてもらおうとすると・・・・ 「ボスの家に現金持ってきて。僕はタイトル持ってないから、ボスが現金と交換でタイトル渡すから」とのこと。 ケロ君に試し運転してもらうと、 「ちょっと音も気になるけど、こんなもんじゃない??とりあえずブレーキは利くしOKでしょ?」 といい加減な返事が・・・・別の子連れてくればよかったと後悔・・・
そのまま二人は兄ちゃんに連れられてボスとやらの家に連行されます。 ボスの家はかなり大きく、家の周りをホンダとVWが取り囲んでいました。家の中に入ると・・・・
内装はまるで80年代のディスコのようでした!!大張り鏡がここかしこに貼られた壁に、金と黒と赤で統一されたインテリア!!(因みに2000年以降の話です) ボスを待っている間に、ボスの娘二人が話しかけてきたんですが、これまた原色ボディコンスーツに真っ赤な口紅とマニキュア! 「パパいい車売るからさぁ~あんたも気に入るわよぉ~」みたいな事いわれました・・・
そして、ボスの登場・・・・・ これがねぇ・・・本当に映画か漫画の登場人物のような人でした・・・
大柄で、サングラスかけていて、声が野太くて、葉巻吸って登場・・・・
私:「あのぉ~タイトル見せていただけますか??」 ボス:「お嬢ちゃん、それは現金と交換だよ」 今のミミなら、毅然と断りますが、当時のミミはそんなモノかと思い、3000ドルを手渡してしまいました・・・ ボス:(丁寧に現金を数えながら)「ほな、契約成立だな。大切に乗ってや。」 といきなり契約成立 (お金を渡した段階で契約成立なのは当たり前なのですが、その時は頭が働いていなかった・・・) そして、もらったタイトルには・・・・・
事故車表記!!!!
ケロ君:「・・・・でもさ、ちゃんと直しているんだよ。それが転売業の仕事だしさ!」 とおき楽なコメント・・・・役に立たない・・・でも学期末試験の前に、付いてきてくれただけで感謝です。 これも後で知った事ですが、ミミの嵌ったような悪徳転売業の人達はホンダやVW,ベンツなど聞こえの良いメーカーをターゲットにし、内部ダメージでボロボロの車をタダ同然で引き取り、外装だけ直し(安いから)、内部はズタボロのまま売りつけるんだそうです。
さて、気をとり直し、アパートまで運転する途中突然ケロ君が 「あれ??今窓開けようとしてスイッチ押してるんだけど、後ろの窓開かないね?」と不穏な事をいいます。 とりあえず、アパートの駐車場で二人で確認すると・・・・
後部席左の窓が内側から透明テープで貼り付けられていました! 「何、これ?」と一気にテープをはがすケロ君! その途端
ガッターン!!
大音響と共に、窓ガラスが落ち、今度は何をしても窓が閉まらないという状況に陥りました!! 窓が開かないのは何とかなります。でも窓ガラス全開で寒い北西部を走るのは自殺行為です!
そして、購入3日後、車の知識のないミミはVWの正規ディーラにいき、800ドルというお金をふんだくられ窓を直すのでした。 これまた今なら分かるのですが、これくらいの故障は個人の自動車修理場に持っていくとと、断然安上がり.ロシア系の人が経営している場合が多いのですが、彼らは同じ車種の部品(ドア、とかボンネットとか)を廃車場からタダ同然で仕入れ、それを取り付けてくれるのです。さらに、お金がない時は、色の塗り替えをしないでくれるので、アメリカではよく左右、前後で色の違う車を見るんですね!ミミ旦那の300ドルの車も買ったときマルチカラーでしたw
そのほかにも冷房が効かないという事も発覚しますが、そのくらいなら夏場涼しいこの地域ならやっていけるので、無視します。
そして、最初の大きな出来事は購入1週間後に起きました・・・・
当時のミミは図書館の閉館する10時まで構内で勉強し、それから帰宅していたんですね。(自宅にPCなかったので課題ができない) そして、2日に1回はヘッドライトを消し忘れ、バッテリーを上げていたため、マイ・ジャンパーケーブルを手に、クラスメートにジャンプしてもらう日々が続いていました。 その日も、夜の10時に図書館組みの子にジャンプしてもらい帰路へ・・・
公道を走っていると・・・突然アクセルが効かなくなります!!えぇ、ブレーキは利いていたんですが、アクセルがスカスカ!!
あまりの事に気が動転して、車を横に止めようにも、急速に減速していて路肩まで走れそうにありません。仕方無しに中央分離帯に緊急停車! 当時、非常用懐中電灯なるものも持参していなく、持っていたのはジャンパーケーブルだけ・・・・ ただ、ジャンパーケーブルが黄色なので少しは目立つだろうと、夜の10時半にうら若き乙女が、中央分離帯に立ちジャンパーケーブルを振ってひたすら誰かが止まってくれるのを待ちました・・・ 寒かったです・・・・怖かったです・・・・翌日のテストが心配だったです・・・・ 数台の車がスルーした後、アジア系の優しいお兄さんが止まってくれました。 この人悪い人かもなんて疑う気は微塵もなく、ただひたすらそのお兄さんが天使に見えましたね。 で、変に運の良いミミなのでそのお兄さんは本当にいい人でした はじめは車をジャンプしようとしたのですが、全然ダメで、さらに詳しく調べてくれると、 「あ~、こりゃダメだ。この車動かないよ。だってね、タイミングベルトが切れちゃってるから、バッテリーからエンジンにパワーがいかないんだよ。」 と教えてくれました。ミミにはだったのですが、とりあえず今日は車を路肩に移そうという事で、二人で他の車が来ないのを見計らい、お兄さんの車をミミの車に激突させつつ、頭突き状態で路肩に移しました!!
翌日・・・
今度はガリ勉のベン君に頼み、車を引っ張って修理上へ・・・そこでさらに衝撃の事実が発覚ww
タイミングベルトや、バッテリーはどうやらVWならVW規格というのがあり、それを使わなくてはいけないところ、バッテリーは安物別規格、ベルトに関しては手作りのもの使用だったらしい・・・ もちろんサイズが合わないので、VWのバッテリーの位置にはまりません・・・そこで・・・ 見せてもらったのですが、なんとバンジーコードでグルグル巻きで無理やり収めていた 修理工場のお兄さんには、良くこれで走っていたねと感心されました・・・ 購入1週間で、新品のバッテリーとタイミングベルとお買い上げ・・・(いくらか忘れた)
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最終更新日
2008年01月01日 14時38分17秒
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