テーマ:ミステリ小説(44)
カテゴリ:ミステリ
今回はミステリのはなし。 貫井徳郎さんのミステリだ。 貫井作品は割と好きで結構読んでいたりするが、今回は明詞シリーズ。 パラレルワールド的な日本、明治ならぬ明詞が舞台になる時代ミステリだ。 基本的には日本の歴史を踏襲しているけど、ところどころ違っている世界(^_^;) 鬼流殺生祭 普通の本格に見せかけて…違う。そんなミステリだ。 このシリーズはミッシングリンクがテーマっぽい。 普通のミステリは読者が知っている物事を前提にトリックを組み立てているが、これは大半の読者が知らないことを使ってトリックを組み立てている。 だから、普通の本格とは違うんだね(^_^;) アンフェアっていえばアンフェアだ。 だが、そこを楽しむミステリだと思う。 妖奇切断譜 シリーズ二作目。 これもミッシングリンクがテーマだといえそう。 一作目よりは「誰も知らない」って部分が薄められて分かりやすくなっていると思う。 ただ、グロさが大幅アップ! 女性の連続猟奇殺人事件だから…(^_^;) オレは一作目よりこちらの二作目の方が好きだ。 両作品ともにいい出来だ。 シリーズ通して…、っていっても二作しかないけど、テーマはミッシングリンクになるんだと思う。 あまり他にない異様な雰囲気のシリーズなのでもっと読みたいのだけど、残念ながらこの二作しかないんだわ(-_-) もっと書いて欲しい…(^_^;) では、また(^_-)-☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.01.31 16:21:43
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