|
テーマ:小学生ママの日記(28704)
カテゴリ:英語以外の取り組み
何気なく教室のカウンターの上に置かれていた
旺文社生涯学習検定センターが送付してくる検定ニュースに目を落としたら 語彙をたくさん知っていると、 より正確にきめ細かく表現でき、 豊かな暮らしにつながります。 という文字が飛び込んできた。 これは、金田一と言っても探偵ではなく、日本語研究を専門とする 金田一 秀穂教授の言葉だ。 そう、国語辞書の編集で有名な国語学者である金田一春彦氏の息子さん。 新レインボー小学国語辞典の監修も手がけている。 金田一先生によると 基本語彙によるカバー率という統計があり、 フランス語などは、2000語くらいを覚えると 書いてあることの90%ををカバーできるが、 日本語の場合は、2000語だと60%くらいしかカバーできず、 新聞に書いてあるようなことを98%理解する為には、 20万語ある語彙の中の2万語くらいを知っていなければならない、そうだ。 一般の日本人は、実際に2万語の語彙をきちっと覚えているわけではなく 普通に知っている5000語くらいの語彙で新聞に書いてあることを理解できるのは、 そこから上の高級語彙の殆どが 言葉は知らなくても漢字の意味がわかれば理解できる「漢字語彙」であり。 漢字を一つでも多く覚えてその意味を知ることが、 何よりも語彙を増やすことにつながると思うと書かれている。 私のコミュニケーション力の育成を目指した国語のレッスンでも 語彙検定のワークを使用して、語彙力の向上に取り組んでいるが、 生徒には、語彙が増えると文章が鮮やかに細部まで相手に伝わる、 語彙を増やして自分の言葉や文章を綺麗にしよう。と言っている。 金田一教授も、10万画素のデジタルカメラよりも 30万画素のデジタルカメラの方が被写体を鮮明に再現できるように 一万語お語彙力を持つ人よりも3万語の語彙力を持つ人の方が、 世の中を正確に表現できるし、その結果、相手に言いたいことを 十分に伝えることができる。と語っている。 語彙がたくさんある人は、たくさんのことを表現し 理解し、伝えることができ、 本当の意味での豊かな暮らしをすることができる ご注文はコーヒーでよろしかったでしょうか? などの若者言葉について、金田一教授は、 社会経験が浅く、コンビニ敬語を悪気もなく使っているわけではないので、 お客様に経緯を表そうという気持ちは汲んであげてもいいと思っているが、 変な敬語を大の大人が使うのは気に入らないと 一つの例を上げて語っていた。 乗っていた新幹線が雪で遅れた際に 大雪のため、しばらく運転を見合わせております。 お客様のご理解とご協力をお願いいたします。 というアナウンスが流れ、ご理解はいいけれど、 ご協力と言われても困る。 外へ飛び出して、雪かきでもしたほうがいいんだろうか(笑) そのご協力というのは、文句を言わずに黙っておとなしく従え、ということを 言いたいわけですよね。 そういう言葉を平気で使うような大人にはなってほしくないですね。 この言葉にギクッとした私は、 この本を買ってしまった。 国語力トレーニング400問 それにしても旺文社は検定好き。 生涯学習三検定 語彙力・計算力・英単語 という検定を新たに?作ったようだ。 どの検定も認知度は決して高くないと思うのだが、 どのくらい浸透しているのだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月09日 08時28分24秒
[英語以外の取り組み] カテゴリの最新記事
|