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夢先生の玉手箱-annex

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2010年09月19日
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崩壊状態と言われるクラスで悩んでいる
実教室の生徒たちと向き合う度に思うのが
学級崩壊を回避する方法はないものだろうか?
である。

なぜ学級が崩壊してしまうのだろうか?

理由としてよく耳にするのは、先生の指導力の低下だが
東京の教採の倍率が2割を切ったことが問題視されたのは
それほど昔のことではないし
経験の少ない若い先生のクラスだけが崩壊しているわけではない
10年以上のキャリアを持っているであろう
年齢の先生が担当しているクラスでも崩壊していると聞く。

精神科医で多くの心を病んでしまった教師を診察している片田珠美氏が


一億総ガキ社会

この著書の中で学級崩壊の一端を綴っている。

D先生は、40代後半の女性。
教師の夫との共働きで、二人の息子を育て、
二人とも大学に入ったので、少しほっとしていた。
子育ての経験を職務に活かしたいと、
熱意を持って仕事に取り組んできたまじめな先生である。
ところが、4月に別の小学校に転勤してすぐに問題が持ち上がった。
授業中皆おしゃべりばかりしており、
中には「立歩き」をする子もいるので、
「おしゃべりやめなさい」
「静かにしなさい」と注意したところ
「ウザイ」という言葉が返ってきた。
やがて、毎朝、黒板に「クソババア死ね」と書かれるようになった。
おまけに、給食のパンの中にゴミを入れられたこともあったので
「誰が入れたのですか?」と尋ねたのだが、
皆クスクス笑っているだけで、
誰も答えなかった。

放っておけないと感じたD先生は、
ある朝少し早く教室に行き、
1人の男の子が黒板に「クソババア死ね」と書いているのを目撃した。
放課後、その男の子を呼んで尋ねたところ、
自分が黒板に書いたこと、
何人かの他の子と一緒にD先生のパンの中に
ゴミを入れたっことを認めたので
「こういうことは今後しないように」注意した。

その晩、その男の子母親から電話がかかってきた。
開口一番、
「うちの子が、今日、先生に叱られたと言って、
 ずっと泣いています。
 やってもいないことをやったと白状させられて、
 心が傷ついたと。
 一体どうしてくれるんですか!」
と言われたD先生は、それまでの経緯を丁寧に説明したのだが、
その母親は
「うちの子がそんな悪いことをするはずがありません。」
と一方的に繰り返すだけだった。


この後は、このようなケースによくありがちな
その男の子の親が同じクラスの保護者を巻き込んで
授業中おしゃべりが絶えず、学級崩壊状態なので
担任をかえるように要求
要求が受け入れられなければ
教育委員会に苦情を申し立てると校長室に訴えた。
授業中一番大きな声でおしゃべりしたのはその男の子である。

校長室に呼び出され、
その話を聞かされた翌日から
D先生は、学校へ行こうとすると身体がだるくて起き上がれず…
という不登校になり…という道を辿る。

私はモンスターペアレントという言い方は好きではないが
片田氏によれば、
モンスターペアレントには
わが子に問題があることを認めようとしない親が多く
この「否認」が根底があるために、
教師や学校がいくら誠意を持って対応しても
収集のつかない事態にまで
発展していくことになりやすいそうだ。

D先生のクラスが何年生のクラスなのかわからないし
持ち上がりのクラス引き継いだケースで
前任の教師と何かあったのか
それともその男の子がそこまでD先生に負のエネルギーを
ぶつけるようになった彼なりの理由があったのかは
わからないが、
その男の子がD先生にしたことを
クラスメイトにすれば「苛め」である。

D先生のその男の子への対応は
私から見ればガードが甘く、隙だらけで
D先生は、苛め芽を摘むどころか、
想像だにしない反撃に合い屈して学校を去り
一方「担任をかえる」という自分たちの要求が通った
モンスター親子は巨大化する。

「クラスの中にうちの子たちと合わない子がいるので、
 その子を転校させるようにしてもらえないだろうか」と
その理不尽な要求の矛先をクラスメイトに向ける可能性を考えると
…ぞっとする。

次回に続く





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最終更新日  2010年09月19日 19時29分54秒
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