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南風一の世界

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2018/02/25
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テーマ:詩(172)
カテゴリ:

   恋人    南風一

好きといった情熱は
若者に特有な一時的な憑き物のようなものだ
と思う

今から思えば
あんなに焦がれた恋人だったのに
今は何とも感じない
あの頃の想いは一体何だったのだろうと
不思議に思う

彼女のためならば死んでもいいとか
自分の生活も暮らしも
家族の暮らしさえも
彼女に比べたら取るに足りない事柄のように思えた

一体あの頃の心の有り様は何だったのだろう?
とても正気の沙汰ではなかったと振り返っている
こんな58歳の男になることも
同じく想像も出来なかったけれど

いつまでも14、5歳の少年のように
初恋や恋の心持ちを忘れることはありえないと
思っていたけれど
そんなことはなかったね

あれほど恋焦がれた恋人のことも
すっかり忘れてしまい
そんなことを想っていた少年は
何処へ消えてしまったのだろう

 

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Last updated  2018/02/25 03:31:31 PM
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