そしていつの間にか 南風一
祖父母との思い出と言えば
盆正月に会った時お小遣いを貰ったこと
祖父母の家に田植えや稲刈りの手伝いに行ったとき
冷たい西瓜を食べたこと
中学校へ進学するとき
祖父に数学辞典を買って貰って嬉しくて仕方なかったこと
それから1年半後に祖父は亡くなった
孫からすれば祖父母との交流は本当に短かった
祖父母は年を取っていたから亡くなった特にも
ことさら早過ぎるとも思わなかった
今私には3人の孫が出来て
妻とともに孫たちの祖父母になった
自分の頭の中ではまだ何十年もこれまでと同じような生活が
当たり前に続いて行くと信じて疑わない
でも私が成人する前に
私の祖父母たちは当然の如くに亡くなったから
私もまた孫たちが大きくなる前に死んでしまっても何の不思議もない
孫を持つことになったお年寄りは孫が成長するうちに
当たり前のように死んで行くから
私や妻がいつの間にかこの世から消えていなくなっていても何の不思議もない
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