テーマ:☆詩を書きましょう☆(8464)
カテゴリ:詩
楽器屋の前を通るとき 南風一 通勤の途中で ある楽器屋の前を通ることがある そんなとき ときどき昔好きだった彼女のことを 思い出す 高校から下校している途中で ばったり吹奏楽部の男子部員だったのだろうか (それとも彼女のボーイフレンド?) きみと男子学生が楽器屋の前まで歩いてきたところに ばったり出くわしたことがある 「やあ お帰りですか?」 私は彼女にそんな言葉をかけて そのまま駅の方へ向かって 歩き出した 彼女がたとえ吹奏楽部の男子部員であったとしても 下校時に男子学生と親しそうに歩いている姿を見ることは 余り愉快なことではない 当然のごとくこの時のことは その後の二人の展開に(無言のことながら)重苦しい影を落とした 私がそのときの男子学生との関係を彼女に尋ねることはなかった また彼女の方からその点について釈明もなかった まあそんな具合で大切なことに触れることもなく 結婚だけ確約する(させる?)なんて 彼女と私は土台無理な間柄に違いなかった 互いに何を勘違いしていたのだろう? なんて 今だからそう思う (詩集の宣伝) 「青春17切符+1」3月26日発売。 購入は、 こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は 人気blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/04/24 10:11:52 PM
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