298221 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

南風一の世界

南風一の世界

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2024/07/02
XML
カテゴリ:


  おま〇こ     南風一
  
小学生のころ好きな女子がいた
彼女は活発で利発な子で
私は彼女といつもじゃれ合ったり
いたずらし合って、喧嘩ばかりしていた

小学6年生の夏
当時はまだ体育の着替えは男女ともに同じ教室の中で
やっていた
(今からするととても考えられないことだが、昭和40年代はまだそんな時代だった)

ある夏の7月、プールの授業が終わって
教室で水着から制服に着替えているときだった
私は何気なく彼女の方へ眼をやった
彼女はスカートの下から水着を脱ぐところだった

ちょうど片足を上げた拍子に
スカートの奥がもろに見えた
「な、な、なんだ!あれは?」
私はその時見たものが何なのか、すぐには理解できなかった

ちょうど転んだときにできる切り傷のように
赤色をしていた
「まさか彼女はプールで怪我をしていなかったし」
それにしては赤色の傷口のようなものが見えたし
そこまで考えて、私はハッと気づいた

「もしかして彼女のおま〇こ?」
私はそれに違いないと確信した
けれども「これは誰にも言ってはいけないことだ」とすぐに理解できた

大好きな彼女の「おま〇こ」が見えたとは誰にも言えない
もしそんなことを口外したら彼女が傷つくことは勿論だし
何より友だちや担任の先生たちから何を言われるか知れたものではない
まだ小学6年生ながら事の重大性は見当がついた

それで私は彼女の「おま〇こ」が見えたことは誰にも言わなかった
それから55年が過ぎたが、今も誰にも言っていない
(この詩を除いて)

(詩集の宣伝)
「青春17切符+1」3月26日発売。
購入は、

こちらからどうぞ
詩が良かったと思う方は
人気blogランキング





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024/07/02 02:39:07 PM
コメント(0) | コメントを書く
[詩] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X