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カテゴリ:雑感
自民党が参院選で歴史的大敗。
政治のことは基本的にあまり語らないことにしていますが、今朝の新聞はこればかりだし、少々触れます。 なぜこんなに負けたのか。改選後の議席は、公明党と合わせても過半数に達せず、民主党の議席よりも少ない。 大臣の経費処理などで明るみに出た「政治とカネ」の問題か、大臣たちの相次ぐ失言のせいか。そういう古くからあった問題にとどまらず、松岡農水大臣が自殺したせいか、赤城農水大臣が顔に絆創膏を貼っていたせいか。 閣僚の問題だけでなく、年金記録消失とか、住民税増税とか、そういう分かりやすい失点もあったでしょう。もちろん、世論の動きだけでなく、民主党の小沢さんの票固めが上手かったこともあるかと。 しかしこれまで、いろいろな悪い要素があっても、選挙でフタを開けてみたら結局自民党が勝っていたというのが、私の幼いころからの印象でした。 一度だけ野党連立政権・細川内閣ができて、見ている分には面白かったけど、いま考えるとあの政権がどんな政治を行ったかは記憶にない。 衆議院はまだ自・公が強いから、参議院とどううまく調整をつけていくのか、これから見守りたいところです。ここで民主党が、現実的な政策能力を発揮すると、日本にも二大政党制が根付くかも知れません。 一昔前は、自民党に対抗できるのは(旧)社会党だけで、さすがに社会党はちょっと…という方は多かったと思いますが(社民党支持者の方にはすみません)、民主党ならまだ、やってもらってもいいかなという気がしなくもない。 ちなみに私ですが、選挙前の報道で「自民不利」が伝えられていたので、「判官贔屓」で自民党に投票するつもりでした。 でも選挙前、新聞で、地元選挙区の候補者の主張を対比する記事を見ていて、各候補が政策を訴えている中、自民党の候補は「いま自民党が負けると政局不安定になり、せっかく戻ってきた景気もダメになる。それでもよいのか」などと、恫喝に近いようなことを語ってたのを見て、自民党に票を入れるのはヤメました。 景気がどうあれ自分はたくましく生きてみせる。それよりも選挙に際してそんな恫喝を言うような人に我が選挙区の議員になってほしくない、と思いました(なおこの自民候補は当選していました)。 私の政治観はその程度の極めて浅いものです。 でもそういう浅いところで多くの支持者をポロポロと失っていったのが今回の結果なのかな、とも思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/07/30 07:44:42 AM
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