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テーマ:心の病(7311)
カテゴリ:こころ・からだ・気づき
<新しいバイオフィードバックのかたち:Body Awareness Biofeedback>
前回に述べたような従来のバイオフィードバックは、身体の状態をより適切な状態にコントロールする、ということに重点がおかれていました。 このようなバイオフィードバックが有用なケースも多々あります。しかし、バイオフィードバックの本当の有用性は、身体を思うようにコントロールすることだけではありません。 バイオフィードバックは、からだとの対話をする手段として、すなわち、 「からだの声を聞く」 手段として有用であり、後述する、「一人称のからだ」と「三人称のからだ」をつなぐものとしての役割があります。 すなわち、コントロールできるかどうかよりも、コントロールを試みるプロセスにおいて、どうからだと対話し、からだの声を聞くかに重点をおきます。 患者自身のからだの状態を、いまここで信号として客観化されたものを、治療者と患者が共に見て(共有)、共に考え、患者の主観的なからだの感覚との関係を考え、共に気づきへのプロセスを味わっていく。 このようなバイオフィードバックを私たちは目指しています。このような、気づきや対話に重点をおいたバイオフィードバックを Body Awareness Biofeedback と呼んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.23 15:48:54
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