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カテゴリ:ニュース・政治・戦争
先日の地元のフィラデルフィアの停電事件があまりにも奇怪だと思っていた矢先、その2日後に起こったこの北米地帯大停電は停電して6時間以上経った今も尚復旧していない。
CNNニュース速報によると、夜中の1時になっても復旧の見通しは立たないようだ。部分的に少しづつ復興しているとのこと。 他にもニュースのダイジェストでは「なんとたったの3分で周りにある21個の原子力発電所が止まった」と言う目が飛び出るような事実を言っていた。1965年、1977年以来の今まで一番大規模な停電とも。 そこでブッシュ大統領が夜8時半頃その件に対して国民にスピーチをした。彼の演説では「テロではない」とか「警察や消防士が良く働いていて本当に感謝している」など含まれていたが、特にCNNでは「アメリカの送電のシステムは現代化されなければいけない」「電力を自由化(規制緩和)すべきだ」という言葉がピックアップされテレビ画面下のテロップで何度も周っていた。 その言葉があまりにも周っていたのでとても心に響いた。 そして、これからの彼らは停電を防ぐために節電ではなく、もっと発電所を立てるに違いないと考えにたどり着いた。なぜならイラク戦争が長期化してから最近政府は、もっと原子力発電所を立てるべきだと主張していたからだ。もちろんこれだけが理由ではないが、その主張を通すにはこの事件は好都合だ。 奇怪なのはその2日前に今日ほどではないが、私の住む隣の都市のフィラデルフィアでも結構大規模な停電が起こっていたことだ。私はフィラデルフィアの電気がどこからきているかまだ定かでないが、もし同じ場所から来ているのであれば今回の事件は予測できたことであるし、例え違っていてもなんらかの対策が組まれていただろう。そのくらいこちらでも異例の停電だったのだ。 近日中の二つの停電は偶然とはいいたいが、この冷夏で電気量がどの都市も増えたとは思えないし逆に減ったぐらいだろう。(現に私の電気代も例年と比べて随分少ない)とても不思議だ。 イラク戦争のおかげでエンロン事件がほぼ忘れ去られた今、影で似たような関係を引き出そうと必死の誰かがいるのかもしれない。(もちろんブッシュ周辺)資源や復興業は人々に必要以上に必要と信じ込ませることで、いくらでも国からお金が動かせる。湾岸戦争のときも現在の戦争も、復興を請け負う企業はそのエンロンだったこともあるし、チェイニー副大統領が最高顧問だった企業ともつながっている。 ブッシュは最近環境保護局長官にユタ州知事を任命したが、彼は京都議定書に真っ先に反対した人で企業よりである。わざわざ彼を選ぶことで資源の大量生産を確保し、大企業を保護するのだ。 そのような状況を考えると不気味に今回の事件はつながっていないだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 4, 2004 05:03:02 AM
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