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カテゴリ:ニュース・政治・戦争
Addicted to War : Why the U.S. Can’t Kick Militarism
= Updated with a new chapter on the “War on Terrorism” (戦争中毒:なぜアメリカは軍国主義から抜け出せないか: ---新しい章「対テロ戦争」追加版) 作者:Joel Andreas - 出版社:A K Press ISBN:1-902593-57-X これはコミックです。でもね、内容が面白いので勉強の一環でこそこそと空いてる日記を使って暇を使って訳していきます。感想は大歓迎ですけど、反論・異論は作者のジョエル・アンドレアスに出版社を通して英語でどうぞ。気長にやっていきます・・・どうぞよろしくねっ。 ウェブサイト: http://www.addictedtowar.com/ (インターナショナルの注文について明確でないので日本に配達希望ならここからしない方が分かりやすいかも) 注文はここからもできるみたい: http://store.globalexchange.org/addicted.html (英語なのでわかんなかったらお助けします) **************** ◆序章◆ <一応絵があるのでせりふは少なくわかりずらいので文で背景を補足してあります> 話はある金曜の午後から始まる…。 ママは自分の給料明細を見て驚いて髪の毛が立った。 「まぁちょっと!見てよ!私の給料からこんなに国からお金とられてるわっ!」 その日の夕方彼女がいらいらした気持ちでご飯を作っていると、子供が学校から配られた「保護者へのお知らせ」のプリントを持ってきて言った。 「ねぇ、かあさん。学校がさ、『手作りパン』バザーを開いてトイレットペーパーを買う資金集めするからかあさんも手伝えだって。」 また、むっとするママ。 「え?この前は本がないって言ってたじゃない!今度はトイレットペーパーなわけ?いったい学校はなんにも持ってないわけ?!」 繰り返し学校から支援を迫られママの怒りは募った。 次の学校理事会の時、ママを含めた保護者会が学校に説明を求めに行くと、 「地方税の設定が下がったうえに政府からほとんど援助が出ないんです。純粋にお金がないんです。申し訳ない。」 校長は苦しそうに数人の保護者を前に説明した。 「いったい私の給料からとったあれだけの税金で国はいったい何をしているの!?」 と、ママは考える。 +++ここで説明+++ IRS(国税庁)が私たちの給料から取ったお金の大部分が軍事費に使われています。政府の年間の裁量支出の半分以上が軍事費なのです。 2002年合衆国裁量支出予算 軍事費:50.5% その他:49.5%<そのうち教育費:8%> 「どうりで学校にトイレットペーパーがないわけだ!」と子供。 +++次の説明+++ アメリカ合衆国は歴史上でもっとも巨大で強力な軍事力を持っています。アメリカの戦艦は海を支配し、ミサイルと爆弾はどんな大陸をも支配し、何百万もの軍隊を海を越えて駐在させています。数年毎にアメリカは兵士、軍艦、戦闘機を遠方の国々に送っています。沢山の国々が戦争をしますが、アメリカのその軍事力と使用する傾向性の規模や支配力、どちらをとってもちょっと変わっています。 軍事超大国でありながら世界で戦争を行いつづけるという費用は莫大です。国防総省が毎年何千億円ものお金を吸い取っているため、政府は家庭にいる人々の基本的な必要費にはけちけちするのです。社会的な経費(学校・医療等)を節約することで、どんな諸外国の軍隊が持っていないぐらいはるかに大きい荒廃をアメリカは引き起こしています。(ここで政治家が乗った戦車が学校と病院に突っ込んで破壊する絵) **** 個人的な解説を付け加えますが、アメリカでは健康保険に加入するのには高額なお金を要求され保険に加入できない人が沢山います。加入していても保険にグレードがあり、程度の低い保険だと、ほぼ全額負担を要求されます。一回病院に行くと初診で1万円以上します。もし薬をもらったり、検査をしたりすると10万は平気でかかります。 学校も公立であれば国から負担が少ないので施設も環境も貧しく満足な教育は与えられません。少しでもましな教育を受けたいのなら私立に行くしかなく、低所得層には手が届きません。 **** しかしアメリカが外国で行う戦争で失う物は単純に経済的な話だけではなく、それによって沢山の兵士も命を失い彼らは二度と家に戻ることはありません。 そして外国での戦争はアメリカに血なまぐさい報復をもたらしました…国防総省やワールドトレードセンターの何千もの人が命を奪われました。 「お金と命のこれだけの損失があるのに、私達を悪い方向に押し込めて政府はまだ戦争を続けていこうとしているようね!」とママのコメント。 「じゃぁ、なんでアメリカはいつも戦争に参加しているの?」と、子供がママに聞くとママは、 「その質問に答えるには、あなたはこの国の歴史を知らなきゃだめね。」と答えた。 2世紀前、アメリカは北米の大西洋沿いに13の小さな植民地で構成されていました。今彼らは、その昔彼らを支配していた帝国が想像を絶するような巨大な強さで世界を支配しています。 そして、その超大国への道は決して平和的ではなかった… 1章 Manifest Destiny <自明の運命説> へ続く→→→→またはIndexに戻る お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 4, 2004 05:13:45 AM
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