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カテゴリ:ニュース・政治・戦争
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1章 Manifest Destiny <自明の運命説> 1776年、キング・ジョージに立ち向かったアメリカの革命家達は、自分達の運命は各々の領地で決める権利があると雄弁に演説した。 政治的につながれた鎖をはずす必要が出てきた時 この世の力において万有の法,万有の神に与えられし 独立された平等の地位を受けることがことができよう。----- トーマス・ジェファーソン、独立宣言(1776年) *この部分に関してはどこかに正式な訳があると思いますが、私が勝手に訳しました。 「残念なことに、彼らが自分達の運命を自分達で決める権利を獲得してから、彼らは他のみんなの運命も決めていかなければいけないと思ったんだ!」(と子供のセリフ。) 新たに独立した植民地のリーダー達は、北アメリカ全土を支配する運命を定められたと信じた。この運命は彼らにとってあまりにも明白であったので、彼らはそれを「自明の運命説」と呼んだ。 これは白人としての定めなのだ。----- メリーランド下院議員 ジャイルズ この「自明の運命説」はまもなく原住民(インディアン)の大量虐殺へとつながった。アメリカ陸軍は無情にもインディアンの土地を奪い、西へ追いやり反抗する者は惨殺していった。(ここに虐殺現場の挿絵) アメリカ革命に続く1世紀もの間、インディアンは一人一人追いやられ土地は奪われ、特定の居住地に押しやられた。死者の数は数えられたことはない。しかし、悲劇はこの虐殺だけでは終わらなかった。彼らの生活様式まで荒廃させてしまった。 -----若い時に目に焼きついた、ばらばらに山積みされた虐殺された女達と子供達の延々と続く峡谷が私にはまだ見える。そしてこの地の海で死に、この淘汰で埋められてしまった何かがまだ見える。人々の夢はそこで死んだ。美しい夢だったが、民族の輪は壊され、ばらばらにされたのだ---- ブラック・エルクス、ラコタ族の聖霊リーダー、サウスデコタ州ウォンド・ニー大虐殺の生き残り(ここで険しい顔をした彼のイラスト) 1948年、アメリカはメキシコの領地のほぼ半分を制圧した。 ****** ここの挿し絵にアメリカの地図が描かれている。当時のメキシコの領土は現在のメキシコ国に付け加えて北米のテキサス、カルフォルニア、ユタ、ネバダ、ニューメキシコ、アリゾナ、一部のコロラド、ワイオミング、カンザス、オクラホマと含んでいた。それは現在のアメリカ合衆国の約3分の1の土地に値した。 ****** 議会では「アングロサクソン 民主主義」を拡大させるという栄光について数々の演説で満たされ、対メキシコ戦争が正当化された。しかし真実は、南部の奴隷所有者がそれ以上の土地を渇望したり、西海岸にある金への魅力が演説に一層真実味を持たせた。 VOL.3へ続く→→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 4, 2004 05:14:16 AM
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