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October 14, 2004
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現実が段々近づいてきた。あと1週間もすれば、職場復帰になる。ゆーゆーとべったりだけれどだらだらした生活から抜けて、新しい挑戦が始まる。淋しいけれど、私としてはこれはゆーゆーにも私にもいいことだと思っている。二人っきりはどちらも飽きる。ゆーゆーは私の手だけではなくて、ノリノリの手でも他の親切な人の手でも育てられる事になる。私がいなくては生きていけないのではなくて、私がいなくても他の人の愛情もたんまり受けて育つ事になるんだと思う。

こう確信して書いてしまうのは、私の友達で夫婦共働き、一人っ子、夫婦別姓で育ったとても社交的で愛情の深いベスを知っているからだ。妊娠中、夫婦別姓にする、という話を他人にすると日本人の誰かが決まって「子供がかわいそうなんじゃない?」と言う。彼女の言っていることに理由は全くない。ただ、感覚的に「かわいそう」なだけで、実際そうやって育った子のことも知らないだけだ。そうやって育っても本人自体は何もかわいそうだ、と思わない。そういうものだ、と思って育っていくから、かわいそう、なんてことはない。

ゆーゆーが2ヶ月になったら働く、と言うとある日本人の人は「3歳までは一緒にいないとかわいそう」と言う。その「かわいそう」も全く根拠がない。自分がそう感じるだけで、実際そんなことはない。共働きの人やベスの話を詳しく聞くと、小さい頃からデイケアセンターに預けられたりする赤ちゃんは楽しんでそこに通うようになる、と言う。(もちろん信頼できるデイケアでないといけないけれど)友達が増えて、社会の秩序も小さい頃から知ることになる。(自分だけが中心の世界に生きてるわけでない、ということなど)一人っ子でも友達と一緒にエネルギーを沢山使うことができるし、元気一杯の子供の相手を母親が全部しなくていいのは大変なメリットだと思う。1歳過ぎるとどれだけ子供が暴れるようになるか知っているし、それも見ていてかわいいけれど、これを24時間7日母親の自分だけでほとんど相手しなくてはならないと思うとぞっとする。兄弟がいなかったら、それこそ子供は退屈なんじゃないだろうか?(実際やった・やってるお母さん方々には頭が下がります)

それはともかく仕事を再開するに当たって私は母乳育児を続けるつもりで、アメリカで手に入る一番いい搾乳機を購入した。300ドル以上する代物だ。手動式も以前使っていたが、相当な労力を使ってちょっとしか搾乳できなかった。その高級搾乳機があまりにも高いので購入するかどうか随分迷ったが、アマゾンのレビューを見て買うことにした。すると、あの機械はあれよあれよと言う間に乳首が痛む事もなく大量のミルクを搾乳してくれて(見た目は牛の乳絞りのようなので誰にも搾乳しているところは見せられないが)、働きながら母乳育児をすることに随分と自信を持つことができた。後は、ゆーゆーがおっぱいじゃなくて、ボトルでもミルクを飲んでくれるかどうか、そこが問題だ。

母親がいた頃はその搾乳機でボトルを作っておいて、彼女にゆーゆーを任せて時々出かけることにしていた。使っていたとあるブランドの乳首のボトルだったら飲んでくれることが分かり、一生懸命母はゆーゆーにミルクを飲ませていた。しかし、おっぱいで飲みたいゆーゆーにボトルでミルクを与えるのは至難の業だった。泣いてわめいて、お腹が空いているくせに、飲もうとしない。おっぱいがほしい、と泣いてるけれどもボトルに入った「おっぱい」は飲みたがらない・・・。

***

そんな頃からもう既に一ヶ月が経とうとしていて、その間誰にも預けることなく私はゆーゆーに普通に母乳をあげっぱなしだった。ノリノリも私がいるならボトルでなくていいだろ、と自分でボトルで飲ませるのを嫌がって私がどこかから帰ってくるのを待っていたし、まぁ、それで生活はまわっていた。でもこれから職場復帰しようとなると、ノリノリにも他の人にも預ける事になるわけで、少々ボトルの感覚を思い起こさないとこれは大変だろうなぁ、と思いおっぱいをあげる前に搾乳して自らボトルでゆーゆーに飲ませよう、と先週計画したのだった。

随分お腹が空かないと飲まないだろうと、びーびー泣き始めて30分ほど放った後ボトルを口に咥えさせた。くぴ、くぴ、くぴ、と3回ほどミルクを飲んだ後、乳首を吐き出してゆーゆーは泣き始めた。またしばらく泣かせて飲ませても、吐き出して泣く。また泣かせて咥えさせて、ちょっと飲んだら泣く。あげて、泣く、あげて、泣く、あげて、泣く・・・。

推測で最近は180mlぐらいのミルクを一回に飲んでいるであろうゆーゆーは、これを繰り返してたったの20mlを一時間かけて飲んだ。母がいたときは140mlをたったの12分で飲み干したと聞いているのに、1時間で20mlである。一体、どうなっちゃってるんだ?

ゆーゆーはくしゃくしゃの顔をしながら私の顔をみて「おっぱいがあるのに、おっぱいくれない・・・!」と泣いているようである。でも、その愛らしい泣き顔に負けてはいけない。泣き止んだところでまた強引に乳首を入れる私。お腹が空いているのに、まだ飲もうとしないゆーゆー。拒否して泣きつかれて、何にも飲まないで寝始めるゆーゆー。一回寝かせて、起きて「お腹空いた~!」と泣いたらすかさずボトルの乳首を与える私。で、それがまた嫌で泣いて拒否して絶対飲まないゆーゆー。で、また、泣きつかれて寝ちゃう・・・。

どうやら親譲りでゆーゆーも相当頑固らしく、頑固者の戦いが始まった。

お互いの頑固な真剣な勝負の末、昼の12時半から始まったこの戦いは、夜の7時半にゆーゆーが諦めてボトルを全部飲み干したことで一回終止符を打った。7時間!しかも飲み干したのはたったの100ml。そんなに少食でも君、大丈夫だったわけ?!今まで2-3時間おきにたっぷりおっぱいあげないとびーびー泣いてる君はなんだったんだい?な~んだ、そんなに無理して飲まなくても大丈夫なんだね。

そう思って、次の授乳時にも最初にボトルをあげてみたが、ゆーゆーはもう、飲まなかった。戦っているうちにノリノリが帰ってきて、ボトルを嫌がってびーびー泣いているゆーゆーを見て、かわいそう・・・、と一言いう。でもそれは君、ノリノリがゆーゆーにボトルをあげやすいように練習しているのに・・・、今、この泣きに負けてしまったら、これからもゆーゆーが泣いて要求した時何でもしてあげちゃったり甘やかしちゃったりするんじゃないだろうか?それじゃ、早速ダディー失格なんじゃないの?

結局次は2時間ぐらいトライして20mlぐらいしか飲まなかったが、夜も更けたので戦いを終了させた。その夜はゆーゆーにたっぷりおっぱいをあげた。ゆーゆーの頑固さに一人笑いながら、複雑な試練を思い起こした。でも、次から預ける時は、私がボトルでミルクをあげるわけじゃないんだ。そんなにボトルが嫌なのなら、私がいるときにはしっかりおっぱいをあげないとゆーゆーはかわいそうだな・・・。

***

あまりにもゆーゆーの拒絶の仕方が頑固なので次の日、ウェブで「ベイビーがボトルを受け付ける方法」を調べるとこんなページがあった。日本ではフォーミュラ(粉ミルク)と母乳混合の方が多いらしく、ボトルに慣れたベイビーがおっぱいを受け付ける方法、しか見つからなかったが、英語のページは私と同様の共働きケースが多いらしくおっぱいからボトルを受け付ける方法がきちんと載せてあり、それによると母親がベイビーにボトルをトライしてもあんまり効果がないことが多い、と書いてあった。練習するなら、母親以外がいいのだそうだ。なんだ、ノリノリがすべきなのか、そういうことは・・・。そしてベイビーは8時間ぐらい何にも飲まなくても、本当に本当にお腹が空いたら、ボトルでもミルクを飲むらしい。で、実際そのくらいミルクをあげなくても何とか大丈夫だから気にするな、とも書いてあった。まぁ、既におっぱいをたんまりあげているわけだから、そのくらいのストックはベイビーの体にしっかり脂肪としてついているわけだ。ちょっとゆーゆーには試練になるけれど、そのうち慣れていくんだろう。

付け加えてそのページには、「そんなに毎回ボトルをあげようと奮闘しなくていい。ボトルを始める2週間前から週2回ぐらい、時々咥えさせればそれで大丈夫。」と目からうろこのことも書いてあった。強引にゆーゆーに何回もボトルをあげて、私はちょっと反省した。これから働くまでは、たまにノリノリがボトルであげる練習をして、私はたっぷりゆーゆーを抱いておっぱいをあげよう。ゆーゆーを一日中抱けるのも、もう終わりなんだから・・・。

***

最後の今週は、今まで以上にたっぷりゆーゆーを抱いている。前はよくバウンサーシートや手動ぜんまい式のブランコに乗せて寝かせて放っておいたりしたけれど、今は抱ける時に抱いてゆーゆーのぬくもりをいつも確かめている。抱き続けているとやっぱりそちらの方が気持ちがいいので、ゆーゆーはバウンサーシートやブランコに乗せられるのをもう嫌がってしまう。分かっているけど、それでいいんだ。どうせ、来週からこのぬくもりから離れて、そっちに慣れていくんだ。それならもう最後のこの時を嫌っていうくらい、しっかり楽しもうじゃないか。





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Last updated  October 14, 2004 10:07:06 AM
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