カテゴリ:ジョギングとは、自己と世界と対話すること
会社から帰宅するとすみやかにハーフパンツとシャツに着替えて、ジョギングへ出かけました。 昨夜来の雨は昼過ぎには上がり、アスファルトはところどころ乾いてまだら模様を呈しています。 空気にはたっぷりと湿り気が含まれていて、手足を動かすとまるで薄布がさすっているようにくっきりとした感触が残ります。 西の空に夕陽は見えないけれど、空全体がほのかに光を帯びて、白っぽく輝いて見えます。 道端のツツジが鬱々とした雲を振り払うように勢いよく桃色の花を咲かせ、それにつづけと言わんばかりに黄緑色をしたアジサイの花がうっすらと色づき始めています。 じめじめとして恨めしい雨季が、着実に迫っていることを物語っています。 そんな季節の移ろいを感じながらのジョギングでしたが、足取りはいつもよりずいぶん鈍いようでした。 というのも、実は昨夜はなかなか寝つけず、いつもの半分くらいしか熟睡できなかったのです。 恐らく寝る前に飲んだ濃厚なアイスコーヒーが交感神経を刺激し、興奮状態に陥っていたのだろうと思います。 ベッドで横になっていると、普段より物音は耳に甲高く響いてくるし、いつもは気にならないほの明かりも網膜をチカチカと刺激して意識を捉えるのでした。 おかげで朝起きたときには自分のものとは思えないくらいに身動きはぎこちなく、耳のなかに何か詰まっているみたいに音声が遠くに聞こえました。 食後に決まって飲みたくなるはずのコーヒーも、今日ばっかりはただの不吉な色をした液体にしか見えません。 そんなこんなで一日じゅうけだるさを抱えながら過ごしていたわけですが、汗をにじませながら走っているうちに、不思議と意識がすっきりとしてきました。 まるで澄み渡る空気を浴びながら鎮守の森をくぐり抜けて全身が清められていくように、節々にわだかまっていたものがサラサラと流れ出すのを感じました。 走ることは、わたしにとってどうやら「お祓い」のような効果をもたらしてくれるようです。 もちろん体調は良好とは言えませんが、少なくとも滅入ってしまうほどのけだるさからは脱したように感じます。 心身の調子は日々異なっていて、ときには今日のように「最悪」と呼んでしまいたいくらい不快さを抱えながら過ごさなければならない日もありますけれど、何はともあれこうして手足が動き、前に向かって進んでいけることは幸せなことです。 今日も生きる力を与えていただき、ありがとうございました!! 【三文日記】 そろそろ父の日のプレゼントを考えようと相談をはじめました。 デジタルフォトフレームやDVDなど候補を挙げていますが、決定的とは言えません。 週末に家電量販店へ出かけて、実物を見てこようと思います。 ●今日の天気 くもり時々雨。 ●今日の運動 ジョギング30分。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/06/10 05:30:58 AM
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