322994 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

生きざま。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

いでみどり

いでみどり

Calendar

Recent Posts

Favorite Blog

あいすべきものたち かっちょん♪さん
 きれいなもの がっちゅ☆さん
★心にビタミン★ ☆☆ミント☆☆さん
幻竜の羅刹 幻竜1518さん
猫の足跡 サチ7185さん

Freepage List

Comments

いでみどり@ Re[1]:聴きたい歌もない夜は(07/30) 気の弱い梟さんへ ありがとう。 共作、し…
気の弱い梟@ Re:聴きたい歌もない夜は(07/30) この詩大好き。 「あなたの音楽になれたら…
いでみどり@ Re[1]:凍える夜だから(01/17) 気の弱い梟さんへ またコメントありがと…
気の弱い梟@ Re:凍える夜だから(01/17) 思いびとの言葉を思い出して、 暖をとって…
いでみどり@ Re[1]:満月の手前で(05/27) 気の弱い梟さんへ コメントありがとうご…

Headline News

2016.08.17
XML
カテゴリ:詞・詩・唱
コンクリートから滲む熱が
黄色からオレンジに変わって

焦げた抜け殻の三歩先で
白い亡骸が許された

その時だったのかもしれません

近づく木枯らしによそ見して
夏のしっぽを掴み損ねて

日々しぼんでゆく蝉時雨の
淡い一音を聴き終えた

その時だったのかもしれません

わたしの心臓はもうとっくに
あなたになっていたはずなのに
どうしてまだ生きられるのでしょう
あなたの心臓はもうとっくに
わたしになっていたはずなのに
どうやって生きているのでしょう

そんなことを考えていました

でもさっき不意にわかったんです
ただふたり一緒にいるだけで
ご飯が あの道が 夏が 海が
音が 香りが 時間が 全てが
「しあわせ」という言葉に変わる
魔法のようなものだったのでしょう

愛はそんなものだったのでしょう
魔法が解けただけなのでしょう
わたしの心臓はただわたしで
あなたの心臓はただあなたで
愛だけが消えてしまったんです
消えてしまったんです

rblog-20160929004037-00.jpg





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2016.09.29 00:40:40
[詞・詩・唱] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X