上を向いてはいけないよ
春と目があってしまうから
ひとには出会いがあることを
新たな巡りがあることを
どうかまだ諭さないでいて
風を嗅いではいけないよ
春が胸まで来てしまうから
あなたがいなくなってから
むしろもっとずっといるんだ
どうもまだ会えそうな気がして
寂しいという言葉を使わずに
寂しさを描くのが歌だってさ
寂しい
寂しい
すごく寂しい
あなたに会えなくなって
わたしは今すごく寂しい
寂しい
寂しい
すごく寂しい
あなたがそばにいなくて
消えたくなるぐらい寂しい
すみに放っておいた思い出まで
どうして今さら煌めいてんだよ
寂しい
寂しい
すごく寂しい
あなたが明日にいなくて
生きたくなくなるぐらい寂しい
寂しい
寂しい
すごく寂しい
あなたと生きられなくて
わたしは今すごく寂しい
上を向いてはいけないよ
春と目があってしまうから
わたしは今すごく寂しい