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明日のリョウ

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October 17, 2015
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10月17日(土)晴れ

<授業内容>
●収穫、間引き、畝整備(雑草刈り)   

収穫、間引きする対象野菜は小松菜、ほうれん草、ミズナ、サニーレタス、ターサイ、チンゲン菜 

葉茎菜類の収穫時期にさしかかった_10/17


●根こぶ病発症

・根こぶ病:土中の病原菌が根に感染することで、細胞が異常に増殖し大小さまざまなこぶができ、土壌中の養分や水分を吸収する能力を著しく衰えさせる病気。

病名どおり根がコブ状になる白菜_10/15撮影


・対象野菜:アブラナ科(白菜、キャベツ、ブロッコリー、小松菜、大根、かぶら、ターサイ、チンゲンサイ、ミズナ等)

キャベツも根こぶ病に感染_10/19撮影


・発生時期:5月~11月の梅雨時期に低温で多湿の気候。

・原因:連作障害や排水不良(水はけが悪い場所)だけでなく、伝染病でもあるため、灌水時の水や泥の跳ね上げ、農具の使いまわし、土壌中の生物などによって菌が運ばれ感染。

葉がしおれ生育が著しく遅いキャベツ_10/17撮影


・初期症状:葉や茎が日中にしおれ夕方になると回復。進行すると生育が悪くなり枯れてしまう。

外葉のしおれが根こぶ病の進行を示す_10/15撮影


・対処法:治療薬がない難病のため、発病した株を抜き取り畑の外で処分。その後発生を抑制するため土壌酸度の改善や排水を見直し他の株への2次感染を予防する必要がある。

10月上旬から初期症状である『葉のしおれ』が気になりはじめたが、日が暮れると葉がシャッキとするためあまり気に留めなかった。

だが当初からキャベツの生育が著しくなく、自分の畝だけではなく他の畝の白菜・キャベツも同現象が起こっていたため、10月15日に調査したところ根こぶ病であると判明した。

要因は様々だが一番の原因は連作障害であると考えられる。

現に昨年、今年作付けしている場所あたりにキャベツや白菜を育てており、昨年作付けしなかった別の畝に根こぶ病の症状があまりみられないことから連作障害であると考えられる。

根こぶ病が発症し圃場全体に菌が蔓延するのも時間の問題で、更に約6年間この第一圃場をフル活用し土壌疲労が顕著になったため、来年は休閑地(又は稲作)にし、別の圃場で農業塾は開校される。

発生の主たる原因は連作障害であるが、不適切(過度)な水やりも誘致した一因であることは否めない。

根が土中深く伸張することで野菜は生育するため、表面近くに水が滞留すると根の伸張を抑制し、根腐れや根こぶ病等を引き起こす要因となる。

ちなみ第一発見者ということで、指導員が白菜を抜いた場所に予防薬を散布し、新たな白菜を定植してくれた。

新たな白菜の定植_10/16


来年の2-3月頃に収穫できるとのことだが、無事生育してくれか不安である。

幸いにも、同じアブラナ科野菜である大根やかぶら、小松菜、ミズナは通路を隔てた場所で育てているため、根こぶ病の症状は現状見られず元気に生育している。

元気に育つ大根_播種後約40日


既に何度か収穫した小松菜_再播種後約30日


収穫にまだ時間を要するかぶら_再播種後約30日


サラダに最適のミズナ_再播種後約30日


アブラナ科でキャベツや白菜と同じ畝で生育しているブロッコリーやチンゲン菜、ターサイについても今のところ発病の症状は見られない。

根こぶが発病せず元気に育つブロッコリー_定植後約40日


中華に欠かせないチンゲン菜_再播種後約30日


30cm以上の大きさに成長するターサイ_再播種後約30日


根こぶ病には無縁の(感染しない)レタスやネギは元気に生育している。

根こぶ病なることはないレタス_定植後約40日


一番元気なネギ_定植後約40日


根こぶの発病は非常にショックではあったが、色々な意味で大きな収穫があった。

10/17時点のマルメン畝



マルメン農業記<秋冬野菜編>30pへ続く






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Last updated  February 22, 2016 04:54:17 PM


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