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カテゴリ:美竹姫
炭は従来、生活燃料用(暖を取る。食事を作る。風呂を沸かす。など)の目的で、広く
使用されてきました。 しかし、時代の流れと共に土壌改良や水質改善資材、湿度調整などを目的とした建築 副資材等としても利用されるようになって来ました。 それに伴って、消臭効果がある糸や布などのように繊維に微粉を混ぜ込んだものや、 内外塗装材に混ぜ込んで、消臭、殺菌効果を狙った商品なども多く出てきました。 もっと身近なところで言えば、炭入りの石鹸やシャンプーなどの家庭洗浄材料などが あります。 様々な方法や用途に炭が利用されていますが、それらの効果は本当にあるのでしょうか? 営業をしていてよく言われるのは、気晴らし程度のもので効果なんてわからない。 (効果を)目で見れる(確認できる)わけでないから・・・、効果があってもそれまでに時間 がかかる。等と言ったご意見です。 そのような方々に、どのように素材を選んでいるか、どのように資材を使用しているか 伺うとほぼ100%同じ答えが返ってきます。 上記のような前提ですから、炭は入れれば何でもいいんだから(中国製など)安いもので 十分。とか、廃材があるからそれを適当に燃やして入れておけば、炭が入ってるってお客 は納得するよとか、とにかくまあ利益追求主義な回答で、出鱈目もいいところというものが 殆どです。 もっとも、私達も扱っている竹炭の専門書ですら、そのような事を平気で書いていますし・・・ その半面で、規格を作らなければいけないとか、協会で横のつながりをとか1冊の初めから 終わりで矛盾が沢山あるのが現実です。 酷い専門書などになると、炭化施設(機械)の宣伝をしているようなものまである始末です。 業者も然りです。 本を開くと、日々勉強。 しっかり伝えていく事が大切。 みたいな事が書かれていますが、 持っている資料(を抜き出し、打ち直したものやコピーしたもの)やデーターは、専門書から 抜き出したものやいい加減な回答ばかり。これでは購入する方々に納得行く説明が出来る とは思えません。 自分たちで、自分たちの進路を狭くしているようなものですね。 竹炭や竹酢液を販売するにあたって一番重要なのは、そのような現状のゆがみを正す事からというのが現状なのです。 前説が長く横道を走りましたね。 竹炭は、正直備長炭や木炭などと違い、厚みも大きさも十分ではありませんから、燃料用 としては大変使い勝手がよくありません。 勿論 使えないと言う事ではありません。 むしろ、木炭や備長炭で焼いた時よりも、焼いた素材に味や香りにほんのりとした甘みが ついてよりよく調理できます。 しかし、コスト高といわざるを得ません。 より高く効率を上げて利用するには、やはり湿度調整や消臭、(土壌や水質などの) 清浄・改良、農業畜産飼料への利用だと思います。 目的を決めたら、使う資材の形状。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年05月11日 20時26分55秒
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