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美竹姫のひとりごと・・・

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2010年03月28日
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カテゴリ:美竹姫
現在の住宅に使われている木材事情をご紹介すると共に、炭の効果を改めてご紹介します。

表のような状態が、昔と現在の処理法の並び利点、マイナス点です。

ここで注釈の解説を少し・・・
*1 前灰処理・・・・木全体をサウナ状態にして、蒸す防腐処理。
伐採した木を炭灰の中に入れ(もしくは、灰で被う)、その状態で、1~2晩寝かせる。

*2 後灰処理・・・・建造後、炭灰を全体にこすり付けるようにまぶす。
その他、薪でいぶす。漆などを塗布する。等の防腐処理もある。

このような違いがあります。

より効率、より利益を上げるために、様々な変更が技術革新と共に、なされてきました。
しかしそれにより住宅価格が低下し、一昔に比べて住宅は手に入れやすくなった反面、寿命が短くなっていきました。

また、これまで考えられなかったハウスシックなどというような言葉も、当たり前のように言われるようになりました。
科学の後遺症とでも言いましょうか、具体的な原因も対応策も見つかっていないのが現状です。
F☆☆☆☆(Fフォースター)なるハウスシック対応商品の出現も、実際のところは、一部の補助政策であったり天下り先のためであったりするのが理由で、本当に環境対策であるかどうかは怪しいところです。

さて、竹炭の効果ですが・・・
正倉院など国宝建造物では、坪当たり 75kg の竹炭を使用しています。
おおよそ、500年に1度の炭の入替作業が行われているそうです。
他の例として、先に発見されたエジプト ツタンカーメンのミイラの保存状態をTVなどで見た方も多かったのではないでしょうか。
柩の1/3 に炭が敷き詰められていたのです。 炭の調湿効果、ガス化防止効果、腐食予防効果などの現れです。
使用された炭の原料は、熊笹といわれています。

しかし、国宝建造物の多くは、寺社、仏閣で、元々マイナスイオンの高い場所に建立されています。
良質の材質、良質の炭、良質の場所・・・・様々な条件が揃っています。

それに対し、我々一般においては、これらの条件の全てをクリアする事は大変困難といえます。
良質の炭を使い、適量を用いる事で、長持ちさせる条件へ近づけることが精一杯の努力です。

炭の質や量が少ないなど条件が整わない場合、炭の持つ力が十分に発揮されずせっかくの努力が無駄骨に終わる事が有ります。

現在、炭の質、量を十分とした場合(目安は 90-100kg/1坪当たり)、その効果の持続時間は、(素材や環境を考慮に入れ)約300年に1度の交換が目安という試算が出ています。

国宝建造物の500年には遠く及びませんが、人が生きる時間を考えれば、十分過ぎる時間ではないでしょうか。
しかしそのケースによっては、前出のツタンカーメンのように、500年以上の保存とて不可能ではないのです。

海外では、100年持ってはじめて”家”と呼ばれます。
新築を建てるのではなく、中古住宅を購入し、自分の個性に合わせたリフォームを繰り返すのが慣習です。 
ですから、中古住宅にも、大きな財産価値があります。

しかし、我が国では各メーカーがコスト削減や需要のサイクルを考え、20年程度で建替えが必要な住宅しか造っていません。(勿論、例外もありますが・・・)
ようやく、200年住宅政策が導入されましたが、これとて200年持たせる事が目的ではなくお金を生む事が目的の政策で、消費者の立場の法律ではありません。
また、これに付随する法整備が無視されていますので、中古住宅の価値が上がる事もないでしょう。

既に建っている住宅でも、程度によってはリフォームするだけで、十分100年程度持たせる事は可能になります。
環境と、資産保護の面から、最善の方法を考えてみてください。

竹炭や竹酢液については、美竹姫ホームページ

URL http://mitakehime.com を参考にしてみて下さいね。





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Last updated  2010年03月28日 20時14分23秒
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