全編、下ネタ、糞尿ネタで訴訟の嵐の問題作! お蔵入り寸前公開に!
4月18日18時45分配信 シネマトゥデイ
2006年に全米で公開され、上映館が1000以下だったにもかかわらず、ボックスオフィス2週連続1位を記録し、全世界24か国でボックスオフィスナンバーワンを飾った衝撃のコメディ映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』が日本でのお蔵入りから一転、急きょ公開が決定した。
イギリスの人気コメディアンのサシャ・バロン・コーエンが、国営カザフスタン放送局のテレビジャーナリスト“ボラット”となって、アメリカ各地で“アメリカジン”と交流していく……という、ドキュメンタリー風コメディ。カザフスタン人“ボラット”による取材だと思い込んでいるフェミニスト団体の女に「女の脳みそは男よりも小さい!」と断言して激怒させたり、ニューヨークのオフィス街で脱糞したり……まさに奇人“ボラット”のやりたい放題な暴れっぷりと、アメリカ人のナイスなリアクション爆笑を呼ぶコメディ。
全編に渡る下ネタ、糞尿ネタに、アメリカの映画館は連日、大爆笑とドン引きの嵐。一方で、お下劣コメディには批判的なはずの批評家たちは、これを「アメリカ人のくだらなさを切り取った、最高の風刺映画」と本作を社会派映画として絶賛した。