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テーマ:今日の一押し。(271)
カテゴリ:世界のこと、宇宙のこと。
*以下はインフォシークニュースからの引用です。
ギニアのチンパンジー、ワナを壊す技を伝える (読売新聞) 動物捕獲用のワナを見つけると、揺らしたりして壊してしまう技を「伝承」している野生のチンパンジーの群れが、アフリカ・ギニアのボッソウ村周辺で見つかった。 この地域では、約30年前から続けられている生態調査でも、ワナにかかって大けがをしたチンパンジーが見つかっていなかったが、これを不思議に思った京都大霊長類研究所大学院生の大橋岳さん(29)が現地調査で確認した。 大橋さんは、2002~04年の間の計15か月間、ボッソウの群れ(十数頭)を観察。このうち2頭の雄が、大型のネズミを捕まえるために木の棒と針金で作られた跳ね上げ式のワナを見つけると、仕掛けを避けながら大きく揺らしたり、ぶら下がったりして壊してしまう様子を確認した。このほか3頭の雄が、ワナの棒を揺らしたりする動きを見せていた。 京都大霊長類研究所の松沢哲郎教授は「ボッソウのチンパンジーは、石を道具にして木の実を割るなど多数の道具を使える優れた知性を持つ。危険を察知する能力もあるのだろう」と話している。 アフリカでは近年、ワナによるチンパンジーのけがが増え、問題になっている。2002年には、チンパンジーの長期調査が行われてきた10地域の422頭のうち32頭がけがを負っているとの実態が報告された。 [ 2005年9月8日14時27分 ] ============ ハリケーン、老人ホーム置き去りの32人死亡 (読売新聞) 【ニューオーリンズ(米ルイジアナ州)=古沢由紀子、中島慎一郎】ニューヨーク・タイムズ紙など米主要メディアは7日、超大型ハリケーン「カトリーナ」に直撃された米ルイジアナ州ニューオーリンズ近郊の老人ホームで、置き去りにされた高齢者32人が逃げ遅れて死亡したと報じた。 被災地の復旧作業が進むにつれ、想像を上回る被害の悲惨な実態が明らかになってきた。 同紙によると、この老人ホームは、ニューオーリンズ中心部から約30キロ南東のセントバーナード郡にあり、建物の屋根近くまで水没したとみられる。 逃げ遅れた高齢者たちは、テーブルを窓に打ちつけたり、電動車いすでドアを破ろうとしたりして脱出を図ったが、建物を出ることができず、約60人の入所者のうち、32人が逃げ遅れて死亡したという。 ルイジアナ州議会議員のニタ・ハッター氏はAP通信に対して、32人が死亡する前に、ホームの職員は高齢者たちをベッドに置き去りにして建物を出ていたと述べた。 一方、AFP通信によると、ニューオーリンズ郊外で、体を互いに柱に縄でしばりつけた22人もの遺体が発見された。洪水に押し流されないように皆で柱に体をくくりつけたものの、柱ごと流され、濁流にのまれたものとみられている。 ニューオーリンズ市内では排水作業が進められているが、同市の市長は6日、市内に残っている住民約1万人に対して、衛生状態の悪化と安全の確保を理由に市外への強制避難命令を出した。警察や州兵は実力行使はしていないものの、7日から住民に避難するよう働きかけを始めている。[ 2005年9月8日13時41分 ] ============ <消火剤噴霧>15歳在校生、傷害容疑で逮捕へ 藤沢 (毎日新聞) 神奈川県藤沢市の路上で7日朝、登校途中の同市立高倉中学校の生徒約70人が消火剤を吹きかけられた事件で、県警捜査1課などは8日、事件に関与したとして同校出身で同市内の塗装工の少年(18)を別の自動車盗事件の窃盗容疑で逮捕したと発表した。少年は同校3年の女子生徒(15)と消火剤を噴射したことを認めており、県警は同日にも女子生徒を傷害容疑で逮捕する方針。少年らは男女4人で行動していたとみており、残り2人の関与についても調べている。 調べでは、少年は1日午後8時から2日午前9時20分までの間、同市西俣野の中古車販売店で乗用車3台(計90万円相当)盗んだ疑い。 同課によると、少年は7日午前8時ごろ、同じ販売店から6日に盗んだ軽ワゴン車に女子生徒を乗せ、同市高倉の路上の約500メートルの間で4回、通学途中の生徒に向けて消火器を噴射させたことを認めている。女子生徒は1年の後半から不登校の状態で「消火器は現場近くで直前に盗んだ。消火器遊びをしようと思っていたら、登校中の生徒がいたのでまいた」などと話しているという。【渡辺創、池田知広】[毎日新聞9月8日] ============ 以上引用終わり。 *もう何十年も以前の話だが、野生のチンパンジーが他の小さな猿を捕食している映像を見せられて衝撃を受けたことがある。人間に飼われ、人間社会の中で日々愛嬌を振り撒いているチンパンジーたちの像とは大きく隔たったチンパンジーが野生にはいる・・・。 ということで、『猿の惑星』のシリーズを何となく思い出したりした。あれらの映画はネオコンならぬ旧保守主義者たちが作ったものだという視点がないと、楽しみは半減すると思う。 *ハリケーンで老人ホームの人たちを置き去りというのはむごい話である。 故M・フーコーが指摘したように、所詮ヒューマニズムなどというものは、せいぜい20世紀までの数百年間の流行に過ぎなかったのだろうか? *藤沢市の白い粉事件の首謀者らは最年長が18歳だということなので少し安心(?)した。いたずらにしては社会生活を営む人たちへの悪意が籠り過ぎているが、本人たちにしてみれば単なるお遊び・悪ふざけに過ぎなかったのだろう。 *こういう悪戯は今常態化している。路上の自転車をわざわざ蹴飛ばしてひっくり返す人がいる。タイヤをパンクさせるなど平気でやる。新しい壁や囲いにはすぐ落書がはいる。 公共物や他人のモノは壊さないと損だとでも考えているのだろうか? *むかついた、きれた、マジギレだ、むしゃくしゃして、やった・・・冗談じゃないよ。世の中自分の思い通りに行くことなんて数える程しかないんだよ。 これも自分の子供を叱れない親が悪いのだろうか? ============ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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