自動回転扉に頭を挟まれて6才男児が・・・
このニュースで、昔、電車の扉に良く手を挟まれたことを思い出した。私が小学校3~5年の頃のことである。私は幸運だった。挟まれたのが電車の扉だったので何度挟まれても、そのたびに周りの大人に助けてもらい、かすり傷ですんだ。このニュースの子はたった一度挟まれただけで・・・。かわいそうに。その後のニュースを聞くと、センサーで検出が遅れるだの、止まるまでに何十cm動くだのいってる。あたりまえのことじゃないか。今の技術で突っ走ってくる男の子を事前に認識するのは容易なことではない。人間が何秒も前に危ないと気付いたって、機械はまだ気付いていない。数十cm手前でセンサーが働いたって、歩いてくるならまだしも、突っ走ってくるものに間に合うわけが無い。しかし、子供にそんな危険があることを事前に察知できるわけも無いし。かといって、回転扉は危険だからやめろという議論に発展するのも賛同できない。効果的な対処方法はないのだろうか。電車の扉に手を挟まれた経験から、ふと、ヒントに気付いたので、ここに書くことにする。最近、電車のドアの引き込み口にだれかが手を挟んだといって満員電車が止まっている光景を見たことが無い。私は、通学に電車を使っていたので、毎日、満員電車に乗っていた。それも、降りる駅でちょうど階段のそばに来る扉が好きだった。乗ってから、その扉が最初に開くのは降りる駅だった。いつも、友達と一緒に何人かで最後に乗り込み、降りる駅ではドアが開いたら改札まで競争だった。だから、挟まれる環境はそろっていたわけで、私か友人が電車のドアの引き込み口のわずかな隙間に手を挟まれて騒ぎになったことは、3年間に5~6回程度はあったのではないだろうか。そのたびに、騒ぎになり、満員電車が数分止まっていた。最近、電車のドアに子供が手を挟んだということを聞かないのは理由がある。ドアの引き込み口にゴムが張ってあって、手を挟まれても簡単に取り出せるようになっているのだ。これだと、引き込まれても、たぶん痛くないだろうし、かすり傷さえ負うことは無いだろう。つまり、ヒントとは、このゴムを使うことである。ニュースの映像を見ていると、回転扉の仕切りの前後に数十cmのガードがある。あのガード、固い素材で出来ているように見えるが、あれがゴムだったら、大事には至らなかったのではないだろうか。センサーが働いてから停止するまで数十cmなら、それより少し広いゴムのガードがあれば、男の子が挟まれても、イテテぐらいで済む。停止した後、ゴムの力で反対に押し戻され、数十cm戻ってから止まるようなら、男の子はすぐ脱出でき、事なきを得る。私ごときが、日記に何か書いた程度で何か効果があるとは期待できませんが、どうしてもどこかに言いたかったので、ここに書きました。今後、この事件を教訓に、より安全性が高められたものが出てくることを期待したいと思います。