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テーマ:がん治療 役立つ情報(68)
カテゴリ:闘病記
父が転移肝臓がんから回復した話を聞きつけた人たちが「何が効いたんだ?」と何人も入れ替わり訪ねてくるようになりました。
母は、「これが一番効いた」というようなことではなく、病院の治療、生活改善、食事療法、いろんなことの積み重ねだと思うので、病院に行かず、健康食品だけというのはだめですよと答えたのですが、「何が効いたと思うか」と健康食品の名前を聞きたがる人が多くいました。 健康食品の名前を聞いて帰り、それだけ使った人は一時的な改善が見えた人も中にはいましたが、長くは続かず、多くは期待外れに終わり、そのうち訪ねてくる人もいなくなりました。 一部それなりの成果が上がった人は、他にもいろいろやって生活改善にも気を付けている人ばかりで、紹介した健康食品が効いたからとは言い切れないものばかりでした。 尋ねた人の多くに誤解がありましたが、私たちは病院の治療を全部否定したのではありません。内視鏡で食道がんを取っていますし、放射線治療も言われればたぶんしました。 肝臓がんも手術で取ろうということになれば、術後の生活が大きく不自由度を増す食道がんの拡大郭清手術のようなものでない限り受けていたはずです。 予防のための抗がん剤治療、根治でなく延命のための強い抗がん剤治療には反対しましたが。 食道がんの拡大郭清手術については実はセカンドオピニオンを受けています。そこでは放射線治療を選択しても予後に大きな差はなく、大変な手術にまちがいなく、いやなら他の方法を選択してもよいのではないかということでした。 つまり本人納得の上での標準治療に加えて生活改善と食事療法を行ったらたまたま運よくうまくいったと私はとらえてはいました。 ただ当時、健康食品関連の本の事情、つまりゴーストライターが書いた嘘が多いということを知らない私は、健康食品は薬ではないんだとわかっているつもりでも、だんだん健康食品にはまっていっているようでした。 健康食品だけの効果ではないとわかっていながら、プラセボ効果にプラスαを実感した部分があったわたしは、健康食品に傾倒しはじめ、免疫を刺激するもの、がんをアポトーシスへと導くものなどなどつぎつぎと出る本を読みあさりました。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.04.19 11:10:06
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