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カテゴリ:政治・経済
こんばんは、ここのところガーデニングとは無縁の話題になっておりますけど、
国勢調査、1日3回、3日通い続け、応答のないところはポストにスラムダンクして、一旦終了、ほっとしております。 さて、連日話題に上っている中国問題。 レアアースの件は、おわかりいただけましたでしょうか? ここにきて、中国もやりすぎたと、焦りが見えてきたように見えます。 遅れて、便乗して北方問題を蒸し返そうとしてきたロシアが陳腐で笑えます。 世界中が、中国の暴挙に反応し始めました。 まず、アメリカ・・尖閣諸島はアメリカが占領し、沖縄と一緒に日本に返還した。と、強烈に世界中にメッセージをしました。 日本と同様、ベトナムやインドネシアでも抱えている、中国のいきなり領土問題に釘を射した形です。 さらに、円高や元安の原因になっている中国通貨の切り上げ抑制策に言及し、中国に制裁を決議しています。 ベトナムも、中国とラオスまでの鉄道建設の契約を進めていますが、この突然の豹変を見て、政府が、中国との契約に二の足を踏み出しました。 インドネシアは、中国の驚異を恐れ、沖縄にアメリカ軍の駐留を臨んでいます。 韓国も同様です。 中国に進出している世界の各企業やファンドは、インドやベトナムに資本をシフトし始めています。 中国への投資は危険と判断したからです。 中国政府は、今後中国に工場を作る場合、51%以上は政府出資の合弁という法律を急遽、義務づけました。 つまり、いかなる工場でも、中国政府が大株主になるわけです。 政府の一言で、会社はどうにでもなってしまう割合。 わざわざ大金を払って、中国政府に会社を作って上げるようなもので、投資のうまみが一気に無くなってしまったのです。 今回の事件で、自由主義のように、国際ルールを守り、国際社会の一員としてお付き合いすることは難しいことが、明らかになってしまったのです。 考えてみれば、ほんの数年前、北京リンピックの前までは、モラルも低く、治安も悪く、環境も最悪と見られていました。 西側諸国は、ソビエト崩壊で、ロシアの脅威が無くなった後、中国を北朝鮮と共に「悪の枢軸」と位置づけ、仮想敵国として軍事訓練を繰り広げていました。 チベットの虐殺が明るみに出て、オバマ大統領は強烈に中国を非難し、世界各国は中国への経済制裁を強化していました。 北京オリンピックも、ボイコット運動が起きかけたり、各国の選手団は、北京の選手村に入らず、近隣の日本や韓国から会場入りするという、異例のオリンピックだったことは、記憶に新しいことです。 中国は、まだ完全に国際社会の仲間入りを果たしてはいません。 WTOやIMFにやっと加盟したのも、ここ数年の出来事で、その責任も果たしていません。 日本では、毒入り餃子事件を起こし、ヨーロッパでは、毒入り歯磨き粉事件で大量の死者を出し、アメリカでは毒入りおもちゃが発覚し禁輸となり、国内では砒素入り粉ミルク事件で多くの新生児が死に、他にも鉛入り陶器や土器が世界中に出回り回収不能という多くの責任問題を抱えています。 ここ数年の中国バブルで、中国は、国際社会の一員だと勘違いしてしまったのかも知れません。 このままいけば、また数年前のように、中国は孤立してしまいます。 国内は、労働運動、民主化運動が起き始めそうな気配。 国外は、上記のような世界中で起きている訴訟問題。 一人っ子政策で一気に訪れる、高齢化と国民の減少・疲弊・・・ 中国政府は、焦り始めています。 このことだけは、事実でしょう。 さあ、どう出てくるのか? 政府が動く前に、ソビエトのように崩壊しちゃったりしそうですが・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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