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京都観光をご案内して学んだ事

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2017.09.02
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カテゴリ:カテゴリ未分類

足利義満は、現世で極楽浄土の再現の夢を実現しょうとしました。

日本の仏教は、京都では、弘法大師さんの真言宗そして

伝教大師さんの天台宗から始まり、真言宗は真言宗○○派と別れ

天台宗からは比叡山延暦寺で修行僧がそれぞれの経典の玄義で

独立した宗派を開きました。

此処金閣寺はそのひとつで【臨済宗相国寺派】でいわゆる【禅宗】

といわれています。私のブログも今後臨済宗の枯山水庭園など

多くをご紹介してまいります。

P1000315.jpg

池に映る金閣

【金閣寺】 (鹿苑寺)(ろくおんじ)臨済宗相国寺派・世界文化遺産

鹿苑は、三代将軍・足利義満の戒名から、名付けられました。

"好き・好き・好き・好き・愛してる。一休さん"頓智問答で有名な相手の

将軍足利義満が建てた、禅寺です。何故将軍と対等に話せたので

しょうか、実は、一休さんのお父上は、第100代・後小松天皇で

側室とは言え、皇子さまでした。寺社奉行でも、「一休殿」と敬称で

漫画でも、一休さんと呼んでますね

ちなみに、一休さんの墓所は、京田辺市「一休寺【酬恩庵】

(しゅうおんあん)境内」に宮内庁の御陵があります。

P1000306.jpg

入口の門

京都観光では、清水寺に次いで、観光のお客様が多いです。

禅寺で共通に感ぜられることは、修行僧のご苦労か、塵一つ無く

清浄で有る事に感心させられます。従って訪問する者も、心洗わ

れます。

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拝観券飼う本堂と庫裏

 雑音の街から、境内に入ると、洗心の道を辿り、拝観券を買って

入り口の門をくぐり、暫し、建仁寺垣根のたたずむ通路を曲がった

途端に、燦然とした金閣が目の前に現れます。殆どの人が、

思わず歓声を口にされます。そして池の側に立ち寄り、記念写真を

金閣をバツクに撮影されています。

P1000311.jpg

池に映る金閣

 そこで、見所は、金閣そのものも、さることながら、池に映し出された、

素晴しい光景を見逃さないで、下さい。作者も【鏡湖池】(きょうこち)

と称しています。鏡に映す姿も是非観て下さい。

日本人好みの鑑賞方法で、 千円札にも「逆さ富士」をあしらっています。

P1000322.jpg

義満が盆栽で植えたと言う【陸舟の松】樹齢600年

西向きに向いています。

 暫し、歩を進めますと、右手に、本堂が垣根越しに見られ、

(非公開)そして更に進みますと、皆様左手の金閣だけに、見とれ

られ、見損じられるのが、右手に、「五葉の松」であしらった、

【陸州の松】が【帆を揚げた宝船】の様に見えます。

 義満が盆栽から育った物といわれています。船は、西向きで、

極楽浄土を、この金閣寺庭園に、なぞらえているようです。

「池泉回遊式庭園」で、池に浮かぶ、島・名石そして松は、

各地諸大名から寄贈させたものです。

金閣の正面には、鶴島・亀島そして葦原島(日本列島を表現)

の中央に【三尊石】が構えています。鶴島の左方に醜い石があり

ますが、豊臣秀吉の名石狩から、逃れた、中国から採り入れた

「九山八海石」 (くせんはっかいせき)の名石が、観られ、葦原島

の先に船頭が船を漕ぐよう、「細川石」が見られます。金閣には、

一般に入れませんが、此処からも衣笠山が、池に映し出される

そうです。

 金閣の初層は、 「寝殿造り」公家 二層は、武家風造り、そして

三層は、 「仏殿造り」金箔は、仏殿造りと、武家風造りに施され

寝殿は、真下で構えて、金箔は貼られていませんね。義満の意図

が計られます。(仏と武士の下に公家)

 調和としては、芸術的にも美しいです。他に、「畠山石」「赤松石」

が見られます。

 

P1000324.jpg

金閣の裏側から見た鏡湖池

【時には振り返って観ての景色が美しい】

タクシーに乗務の頃、遠距離で他府県にお客さまをお送りするときには、

帰り道を覚える為に、時にはポイントとして、後ろ向きの景色又は

目標物を覚えて京都へ帰ったものです。

 前ばかりに自然目は行過ぎますが、時には振り返ってみる景色の

素晴らしさも、人生を見落としがちと悔いが残ります。

P1000325.jpg

金閣寺垣根

 

 

 美しい金閣を中心に、池泉回遊式庭園として、本来は池の周りを

巡れるように造られていますが、半周は入れません。

 庭園は 【特別名勝・特別史跡】 (国宝級)に

指定されていますが、

金閣は、昭和25年7月25日未明に、学僧の放火により焼失しました。

"三島由紀夫著作"の「金閣炎上」が有名です。従って国宝では

ありません。

P1000327.jpg

龍門の瀧

 池を後にして、道なりに進みますと、 【龍門瀑】 (りゅうもんばく)の

瀧が見られます。鯉魚石(りぎょせき)が、瀧に今や登らんとして、

斜めに構えています。

鯉が瀧を登ると、龍と化す。中国の故事で有名です。

P1000332.jpg

安民沢の池

 更に坂を登り詰めますと、【安民沢】(あんみんたく)が在り、

池の中央に「白蛇塚」が島に立っています。白蛇は、弁天さん

の化身で、水神ともいわれています。この池の手前に背の低い

竹垣で、これを【金閣寺垣】となづけられています。

 P1000337.jpg

夕佳亭茶室

南天の床柱が有名

難を転じて福をもたらす。

 【夕佳亭茶室】 (せっかてい)金閣も此処からの眺めも佳し

とされています。

床の間に「南天の床柱」 (難を転じて福となす) が、

「萩の違い棚」が有名です。

 P1000335.jpg

茶室より3個目の大石は、大切にされています。

【見回り石】

この石の上にお客さまに立ってもらって右回りに360度

廻ってもらいます。色々見逃す貴いものを発見します。

 茶室前の飛び石に、丸い大き目の石が有り、

「見回り石」と称します。その場所に立って、一周すると、

銀閣寺を建てたね八代将軍「義政」が寄贈したと言われる、

「富士型の手水鉢」 があり、更に見返ると、金閣が美しく、そして

更に廻ると、安民沢が、眺められます。

 人間、前ばかりの景色に捉われず、たまに後ろを振り返ってみると、

素晴しい、ものが見られるもので、「反省」の心構えも、時には

必要では、と私のお客様に説明していましたら、横から、

紳士風の方が、「その話貰った」と声掛けられ、添えて云われる

には、「明日の会社の訓示に、使わして貰う」ということでした。

とても恐縮しました。でも、関心持って聞き耳をされる紳士にも

感じてもらってとても嬉しかったです。

夕佳亭茶室の軒下の工夫 風流に造られています

 

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雨だれの軒下に、炭が一面に敷き詰められています。

雨だれの音が侘しく聞かれる工夫です。

茶室の雨だれの下に敷き詰めた「木炭」は、雨だれのしぶきが

飛ばないで工夫と、静かな音の楽しめるように設けて有りました。

 

 

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岩不動堂

【石不動堂】(いわふどうどう)弘法大師作といわれます。

 

 

足利義満の墓が600年経っても見つかりません

 足利義満は、天下人として、その栄華を極めますが、37歳で

4代義持に、将軍職を譲り、享年51歳 戒名「鹿苑院太上法皇」

として、何故か墓は未だ見つからず、長男義持は、金閣のみを残し

父に関係する建物を全て焼き尽くしたともいわれています。

家族崩壊は恐ろしいです。

 

戒名の位牌が、嵐山の「臨川寺」にあるだけで、足利氏菩提寺は、

「等持院」にあります。

親子の仲関係が(子供達兄弟の弟への偏愛)もたらしたとのことです。

P1000342.jpg

表街道から【左大文字】が直ぐ側にあります。

金閣寺の近所のおばあさんに「美しい金閣みられましたかと問うと

「お金出して見んでも、何時かは見られるやろるやろ」と。

結果見ずして一生をすごされるのでしょう

次回は、「銀閣寺」をご一緒しましょう









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Last updated  2017.09.02 16:21:17
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