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カテゴリ:投資・株主総会記事
6月20日 木曜日10時
うっすら曇り空、蒸し暑い横浜です。 昨年に引き続き、横浜駅から徒歩10分、みなとみらい線新高島駅近くにある コーエーテクモゲームス本社ビルで コーエーテクモホールディングスの第15回株主総会です。 コーエーテクモは2009年にゲーム会社のコーエーとテクモが経営統合して誕生しました。 開始前は前方スクリーンにフロア地図と避難経路の矢印。 これは昨年の株主総会での意見をもとにして新たに作られたっぽい。 10時になる数分前に司会の天野唯(あまのゆい)さんから、緊急時の避難等に関する説明もありました。 襟川社長より過去最高売上になったものの、減益になり株価も下落していることに関してお詫びがありました。 そのあと、司会の天野唯(あまのゆい)さんから事業報告と対処すべき課題の説明。 その後、襟川社長より議案の説明。 ゲームタイトルに関する質問は総会後の事業説明会で、と案内。 株主質問は16人 1 毎年司会の天野唯さんはイベント司会もしているが、どういう縁で総会司会? かなり前からゲーム発表会の司会をしている縁で株主総会もお願いしている。 2 サウジアラビアの政府系ファンドが株式を保有? サウジアラビアの政府系ファンド「パブリックインベストメントファンド」が金融庁に提出している報告書によると3月7日時点で8.97%。ただし、金融機関を経由して保有しているため直接株主名簿には名前が出てこない。 3 不動産売却をすると利益が増えそうだが、減った? 海外物件で、今後10年の試算し、損失が出るが、その後のメリットが出ると判断し売却した。 4 「対処すべき課題」のサステナビリティ強化とは ゲーム売上により社会の持続的発展をになう。今月から活動目標の報告をする。 5 SNS上で襟川会長が伝説の投資家のような扱いをされている。どのような投資をしているか知りたい。 ※襟川恵子会長:毎年投資収益により全社の利益押し上げに貢献していることで話題に (浅野専務)1700億円の有価証券を保有。 株式30%、債権40%、投信10%、ベンチャー数%、残りは預金 6 欧米のゲームスタジオ閉鎖が多い 各企業の事情でレイオフがあるが、ゲームマーケットは安定成長しており、コーエーテクモでは考えていない。 7 KTスポット(グッズショップ)が中国にもできたが、経営状況は 上海にKTセンターオープン、売上が小さいので業績報告にない。 コアユーザーに向けたグッズ展開。 8 中期目標で売上1000億といっていたが中国、欧米など今後はどうか。 現状1000億を下回るが次の計画では1000億の目標を入れる。 シンガポール子会社をインド、インドネシアのハブにする。 ゲームマーケットで日本は10%のシェアなので海外は大事。 9 新NISAで買いやすく、株式分割は 過去に数回分割、現状50円の配当を基本にしており、 将来的に分割後50円配当が見込めるようになれば分割を検討。 10 みなとみらい21の開発計画の現状は コーエーテクモの親会社である光優が担当で、コーエーテクモの担当ではない。 マスコミで取り上げられることはうれしい。 11 買収等M&Aは考えるか 毎日のように検討しているが魅力的なものがない 12 ゲーム開発には3年くらいかかるが、1~2年で株価回復が見込めるか AAAスタジオをつくり、ライン増強。 何年も前からタイトルを仕込み、今期、来期もタイトルを用意。今後の発表で。 13 昨今サイバー攻撃される企業が多い 情報システム部で管理。他者コラボもあり、社内、社外でチェック。 14 マルチプラットフォームのタイトルでプラットフォームごとの売上比率はどんなものか 可能な限りマルチプラットフォームにしているが、タイトルごとに比率が異なる。 最近はsteamがのびている。 15 「RISE OF THE RONIN」の売上は? 当社のパブリッシャーではないため報告できない (※開発:コーエーテクモ 販売:ソニーインタラクティブ) 16 ゲームアートミュージアムはどのようなものか ※みなとみらい21に建設中の施設(10人目の質問と同じ) コーエーテクモの事業ではないので発表できることはない。 議案の採決があり、11:08~11:30休憩 その後、同じ場所で事業説明会。引き続き司会の天野さんはじめ同メンバー 最初に、株主総会5人目の質問に襟川会長が直接回答 5 SNS上で襟川会長がどのような投資をしているか知りたい。 (襟川会長)早朝から国際情勢やものの価格をチェック やってはいけないといわれているが、勘に頼っている 一度に全部売り証券会社に驚かれることもある。 1銘柄~2銘柄、上位であがっているものの投資 勘に頼るには相当な情報がいる。 浅野専務より業績の説明 2024年の計画はこれまでの計画の立て方を見直し保守的にした。 襟川社長 2022~2023年は新ジャンルへの挑戦をした。 「RISE OF THE RONIN」は仁王を超える滑り出しをした。 次世代経営者への移行もする 鯉沼副社長 グローバルIPの活用 パッケージタイトルを毎期コンスタントに供給 その後映像紹介 ・RISE OF THE RONIN(PS5) ・ウイニングポスト10 ・WOLONG ・FATEサムライレムナント ・レスレリアーナのアトリエ ・信長の野望 出陣 ・三国志8リメイク ・真三国無双オリジン(2025年発売予定) その後、質問 1 襟川会長の売買手法を発信する予定はあるか (襟川会長)いい銘柄は下がっても長い目でみればあがる 3銘柄程度、自分にあったものをかっていく。 下がると気分が悪いからその後は見ない。 自分の会社も買って長くもつのがいい。 以下、一部抜粋 ・ヤマハビルのライザのアトリエが夕方ライティングしてほしい ・AIをどう活用するか ・今後、大航海時代は? 古いタイトルのリメイク、リマスターは検討。 ・信長など歴史上人物の評価がかわってきている 文献、ニュースなども参考に、ゲーム仕様にあわせて設定 12時30分頃終了。160席程度あり、出席者が120人くらいの出席者でした。 総会のお土産(会場内の席におかれていました) レザンジュ「鎌倉の小石」ssサイズ (756円) チュラルウォーター 330mL (200円) ■過去の株主総会記事 2023.6.15 2023 株主総会 コーエーテクモホールディングス 2022.6.16 2022 株主総会 コーエーテクモホールディングス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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