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テーマ:お仕事のお悩み(665)
カテゴリ:日々これドタバタ
遂に!来ました最終回!
初回からご覧の方、本当にありがとうございますm(_ _ )m そして更新がめちゃ遅れて申し訳ございません!! 第一話を読む 第二話を読む 第三話を読む 第四話を読む 第五話を読む 第六話を読む 第七話を読む モモさんも●●さん(同期のコ)ももう少し 体重落とした方がいいじゃなぁ~い 波田陽区(懐)のような語尾のばし口調で私たち新人に話しかける店長。 タバコやけしたガサガサ声が突如猫なで声に変貌した事で 逆に警戒体勢に入ったモモマロ、 その本能は正しかったと言えます。 店長が言葉を続けます。 それでねぇ~ これは…!Σ(`四´;) 確信しました! この甘え声… 営業トークの声だ! ただ痩せるって言ってもなかなか難しいと思うのぉ~ だからぁ~ うちのコは皆そうしてるんだけどぉ~ (↑数の勝利で『お前らもやれよ』的な圧力) スリミングコースでもって効率よく落としていけば 一番良いと思うのぉ~ (↑超キメツケっ!) 通う手間もいらないしっ♪ねっ? (↑はっ?怒) 来ました! これは完全に営業! まさか自社のスタッフに 営業を仕掛けるとは!(`д´;) 甘かった! 確かに美容を生業として 美容に気をつけなければいけない職業のエステティシャンですから そう言ったコースを受けてもいいのかもしれないけど…… ちょっと待ってょっ!(`□´;) か…金ないょっ! こう言った勧誘を適当こいて免れるのは結構お手の物でしたが、 いかんせんここは 『やらないっつったら、やらないんだよ~ん!』 ε=┏(;`∀´)┛ とか言って店を出れる場所ではありません! 職場ですから! 『敵陣』(笑)へ毎日通うわけですから! ※ちなみに私が勧誘を免れるためによく行った手口は 個人情報を適当に書く (偽名や思いつきの住所)(DM等の勧誘の阻止) 家計を助けて金がないという (払う金も組むローンもないんすとお手上げ状態をアピール)(バレバレ 笑) ぐるぐるめまぐるしく考えていると間髪入れずにパンフを見せられます。 こんな事をするコースでぇ と説明される傍ら、パンフに踊る 20回 30万円の文字を見て強ばるモモマロの顔… |||(`ν´;)|||| んん~~ サンジュウマンエン… 無 理 で す か らっ! 30万とかありえないですからっ! ひとしきり一方的な説明を受けたところで どぉっ? と店長が小鼻を膨らませ極限の上目遣いで私たち新人をのぞき込みます… That's 接客っ!!!! That's 営業っっ!!!! と部下たちに示した満足感に満ち満ちていましたが、店長… 上目遣いキツすぎて白目むいてます…(怖) (ノ_-;) さぁ、キツい… これゎ逃れるのはハンパないぞぉ~~…(°へ°;) もう一人の新人の人はとても気弱そうな感じで下をうつむき はぁ… はぃ… と言われるがままに契約書にサインをしています。 ちょっとちょっと! 契約書なんか書いたら終わりだよ! あなただって不本意なんじゃないの? 困惑しきってんじゃん!顔! と心で訴えても状況は変わりません。 まぁ、本来は彼女の姿が正しいのかは分かりませんが… 私の眼前に広げられる白紙の契約書。 周囲の空気が早く記入しなょと言っているように感じます。 いやだ! 30万なんてバカバカしい! 自分の意志ならまだしも絶っっっ対にイヤだっ! モモマロ、意を決して店長の顔を見ました。 よもや新人に自分の営業テクでNOと言われるなんて思っていない店長の顔。 私はやわらかい口調で言いました。 あの… 痩せようと努力する気持ちはあります… でもこれはちょっと高すぎるので… 今すぐ契約というのは… 口ごもりながらも拒否の意志を示すと 店長の眉が微かにピク…!と動きました||( ̄ν ̄;)||| ひぃ~ でもひるむもんかっ! イヤなもんはイヤだ! 払えんもんは払えん! すると店長、 先ほどよりも一層甘い声になりなおも『攻撃の手』を緩めません。 次の会話でモモマロは驚愕を越え、唖然呆然… 一日で辞めることを決意したのです||(゜ρ゜;)||| 店長: 払えない場合は月賦で払ってもらえれば大丈夫だからっ♪ うちのスタッフはぁ~ みぃんなそれでコース組んでるからっ♪ そして傍らのスタッフを呼び エリちゃぁ~ん☆ エリちゃんはぁ、いくらで組んでるんだったっけぇ? エリちゃん: 一万五千円ですぅ~~ はぁああああ??(¥д¥;) さ さ さ… 30万円を い い い… 1万5千円の月賦で払うて… あんた… 一体何年かかって返すつもりやねんっ! 私は愕然としました… 金を稼ぐためにここで働くのに ここまで何かにつけて金を搾り取られるなんて… 2000円のストッキング 300円の喫煙代 ここでは触れませんでしたが制服のクリーニング代 ひと月3000円 (自分で洗うからただにしてくれっ) そしてとどめのエステコース… 金を稼ぐために働くのにここで働いていると 知らず知らずのうちに金がどんどんなくなっていってしまうっ(`□´;) 月賦を搾り取られ、それを完済するまで まるで捕虜のようにここで働き続ける… そんな姿が脳裏をよぎりました(ノ_-;) というか、ここのスタッフ、皆そうなんだ… 虜なんだ… 仕事のために痩せるって目的でここに金を落として ここで働くんだ… きっとコースが終わって月賦払いきったら 次のコースが手ぐすね引いて待ってるんだ… このサイクルから永遠に抜け出せないんだ… は!Σ(゜д゜;) そうか! 皆カモなんだ! ここに就職しようとする人は皆、 経営陣にとってみればカモなんだ! そこに籍を置く以上、半自動的に高いコースを契約してくれる ありがた~~いカモなんだ! その考えにいたってからは私は冷静になりました。 店長の話もひたすら聞き流し、 『今は判がないから』とか 『帰ったら定期預金解約できるか見てみるので』と 適当こいて頑なに契約書のサインを拒みました。 やっと解放され、私と一緒に入った新人ととぼとぼと駅に向かう道すがら 続けていけそう?と彼女に聞いてみました。 彼女は疲れきった顔で 『分からないよね…』とうつむきました。 もうこの時には私は辞める決意を固めていましたが… 帰って母に相談してみても 母も『そんな所にいる必要はない!』と憤慨していました。 翌日、嫌悪感を露わにしたスタッフの目にさらされながら 一日でそのエステを退社したのでした。 モモマロ21歳の春。 2000円のきつすぎてはけないストッキングは今もタンスに眠っています… ※高くて捨てられない 初日に2000円のダメージがありましたが これも人生の勉強と割り切り エステ一日就職記は幕を閉じたのです… いゃあ~ こんな長い文章、最後までお付き合いくださった方、 本当ありがとうございました♪ また、現在エステに行かれてる方 並びにエステ関係者の方へ この話は私が実際体験して感じた事を述べていますが 完全な主観に寄るもので エステやその仕事に従事する方を非難するものではありません。 私自身、エステは好きですしスタッフの方も大変努力されていると思います。 あくまで回顧録です。 ご了承ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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