夏休みの宿題
長男次男共に、だいたいは終了。後は長男が読書感想文を書き終われば、全部クリアだ。それにしても、この読書感想文というやつ、子供を本嫌いにさせる原因のナンバーワンなんじゃないだろうか。大変に申し訳ないのだが、課題図書というのは、どうも読む面白みに欠ける本が多い気がする(あくまで私見ですが)そのイマイチのめり込みにくい本を、感想文はあらすじはダメだとか、作者の気持ちを考えなさいとか、そういう嫌なオマケつきで読んで楽しいわけが無い。更級日記の中で、作者はずっと読みたいと思っていた源氏物語を手に入れた時の気持ちを「はしるはしるわづかに見つつ、心も得ず、心もとなく思ふ源氏を、一の巻よりして、人も交じらず、几帳の内にうち伏して、引き出でつつ見る心地、后の位も何にかはせむ」と記している。ずっと読みたいと願っていた源氏物語、それを1日中読みふける楽しみは后の位とだって引き換えられない…。読書の楽しみを、的確に表現しているこの一文が、私は好きだ。好きなものを好きなだけ読むのが、読書を好きになるには大切だと思うのだけれど。よろしければクリックお願いします ブログランキング もよん日記(毒)