カネのつかいみち
某倒産英会話塾の社長室の話に笑う。 広さ約100坪。一面に靴が沈み込むようなワインレッドのカーペットが続く。商談に使用していた部屋には、ドンペリなど高級酒が並ぶバーカウンターや市内を一望する木組みのテラス。バーカウンターの奥には“隠し部屋”とみられる8畳の和室、さらにその奥には、居住スペースもあり、ダブルベッドや大型テレビ、サウナなども完備していた。社長室は6000万~7000万円で作られ、会社が月額270万円の家賃を負担。東京にも同じような社長室があるという。側近中の側近しか入室を許されず すげえ。こういう工事を発注するときに恥ずかしくないんだろうか。 「代打オレ」とコールするしょうもなさに似ている。「なんでサウナ要るんですか?」といわれたりしたらなんと答えていたんだろう。その周囲へのプレゼンを聞いてみたい。それとも不機嫌なフリをして「やれといったらやればいいんだ!」とか押し通したんだろうか。 そういう恥も外聞もない、人の目を気にしない才能があるからこそ社長になれたのかしらん。 この際コンプライアンスというのは無視する。よく考えるのだが、経営者が私欲に走ったほうが経営へのモチベーションがあがるのではないかしらん。 オレもガマンするからおまえらも給料はこれで勘弁してくれ、と低空飛行する会社(ウチだ)と、社長室をコアファイターに改造したいからお前らもっと営業して来い!という会社。後者の方がポテンシャルがあると思わないか? ・・・・思わないか。ま、裁判になったときサウナで失笑されるぐらいならコアファイターで大笑いされたいよオレなら。夢があるぢやないか。 夢は寝てみるもんだけどね。(♂)