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カテゴリ:時事
タクシーに乗る。
いまだにうしろめたさなしで乗れない乗り物である。もうよせ人間よ贅沢ぢやないかと旧かなづかいになってしまうほどだ。先日も雑誌の節約特集のアイデアの例に「タクシーに乗らない」というのがあって、しばらく理解するのに時間がかかった。そのライターはさぞリッチなんだろう。分乗しても抵抗がある。 というわりにはふだん飲み会で潰れて使ってるのってどうよ。今回は違うけど。昼間だし。名目もある。えっへん。って威張るところじゃないだろう。 とにかくフツウならシラフで乗れない。そんな乗り物でいきなり挨拶される。 「いつもご利用いただきありがとうございます。~街道経由で行きますがよろしいですね」 なんか雰囲気違う。人生の酸いも甘いもかみわけたデニーロみたいな男が運転しているはずなのだが。妙に礼儀ただしい。会話もストレスにならない程度の音量と内容だし。まるで往年のジェットストリームである。どうしたのだ。 かみさんがいうにはここ数年その○○交通をつかうとそういうノリらしい。不景気で各社差別化に力をいれているということだろう。 衣食足りてなんとやらというが、サービス業には逆風こそ洗練のチャンスのようだ。もしかしたらサービス業にかぎらないかもしれない。ちょっとした気遣いで新鮮にみえる。カネもかからない。それともそういう給与なり研修なりカネをかけているのだろうか。 ちょっと面白かったので書き留めておく。(♂) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年08月11日 18時53分45秒
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