2009/12/15(火)01:53
ゾウとネズミ
ムスメの誕生日にちなんだ絵本をみていたら、父親が子供に思い出を語る場面がでてきた。
4歳児相手にアルバムで赤ちゃんのときのエピソードを伝えるのだ。
たかだか4年でなにが思い出だよ・・・といいかけてふと気づく。
子供にとっての4年は長い
よく考えればあたりまえの話ではある。
まったく知らない星にある日突然降りてきて、知らない生物と出会い、知らない食べ物を知り、知らない言語をマスターしてきたのだ。
長くないわけがない。
最近、回想表現が増えた。ただの言語発達ととらえていたのだが、世界認識の問題と思わなければいけないようだ。
かみさんによれば、回想も完璧ではないらしく。突然違うことを思い出すそうだ。まだまだ引き出しにラベルを貼っていく過程らしい。
親と子でギャップが生じるのはそのへんの価値感だろう。
親は子の時間の濃厚さに驚くが、子は自分の時間に目をむけてくれない親にいらだつ。
たぶんこの差は埋めようとしないと埋まらないのだ、とつねづね思うべきなのだ。
子が親の時間に気づくとき、大人になったというのだろう。
親が子の時間に気づくとき、「親」に近づいたというべきだろうか。
今度親に聞いてみよう。(♂)